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FX歴7年の専業トレーダーが行うエントリーから利確までのルーティーン

この記事は約11分で読めます。

一流のプロスポーツ選手は、自分が成功するためのルーティーンを持っています。

 

それと同じように、専業トレーダーもエントリー前準備から、利確に至るまで、全てがルーティン化されており、そこに余分な感情が介在しないようにされています。

 

 

では、結局の所、どのような流れでエントリーが行われているのでしょうか?

 

今日は、専業トレーダーのエントリーから利確までの流れを見てみましょう。

 

そのステップとは、以下の11のものです。

 

専業トレーダーのエントリーから決済まで

 

①:9通貨から優位性の高いものを厳選

②:チャートにトレンドラインを引く

③:水平線を引く。(ラス押しラインも引く)

④:ラス押しラインとトレンドラインの両方が抜けるのを確認

⑤:上位足の流れの再確認

⑥:ブレイクアウトでエントリー、もしくは押し目買い準備

⑦:15分足での、押し目買いエントリー

⑧:利確と損切りポイントの設定

⑨:ブレイクアウト及び、押し目買いのIFO注文後の行動

⑩:エントリー約定後の行動

⑪:利確及び、損切り後の行動

 

この記事を読む事により、ご自分のトレードに加える事ができるものを選択していただき、取り入れていただくなら、あなたのエントリーは優位性の高いものになるでしょう。

 

目次

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ステップ①:9通貨から優位性の高いものを厳選

 

皆さんが、スーパーでフルーツを購入したいと思った場合には、まず売り場に並べられているフルーツの中から、最も良いと思えるものを選ぶのではないでしょうか?

 

味は、その次で良いのです。

 

それと同じように、私は9つの通貨のチャートの中から、まずはきれいなものを厳選していく作業を行います。

 

厳選するため基準は、以下の2つのものを使用します。

 

厳選基準①:チャートに方向感があるか?

 

これは主に、下記のチャートの通り、レンジ相場もしくは、三角持ち合いのようなパターンを形成している場合に、警戒するという事です。

 

 

なぜなら、上下の切り下げ、もしくは切り上げラインを抜けても、その後の水平線にぶつかって落ちてきてしまうことが多々あるので、ある程度一方向にチャートが流れている通貨のみを厳選します。

 

厳選基準②:ダウ理論に沿って動いているか?

 

これは下記のチャートの通り、高値を抜けたと思ったら、安値も抜けてしまうと言うような、どっちつかずの通貨を避けるようにしています。

 

 

なぜなら、そのような通貨の状態は、世界中のトレーダーたちの意見が一致していない証拠ですので、ハッキリと高値と安値の切り上げが確定するなど、チャートの方向性が一致してからのみ、トレードするようにします。

 

こうした2つの点を確認し、トレードに優位性のないチャートは、下記の通り畳んでおきます。

 

 

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ステップ②:チャートにトレンドラインを引く

 

 

上記の通り、厳選されたチャートに、直近の「短期トレンドライン」と少し広く引くことのできる「長期トレンドライン」の2種類を引いて待つようにします。

 

短期トレンドラインだけを抜けたと考えてエントリーしてしまうと、大抵その奥に隠れている、大きなチャートの流れを見過ごしてしまうことがあるので、この長期トレンドラインの認識はとても大切です。

 

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ステップ③:水平線を引く。(ラス押しラインも引く)

 

トレンドラインと同じように、水平線も短期足、長期足と切り替えながら引いていく必要があります。

 

なぜなら、長期足の巨大な壁(太い水平線)があるのに、それにぶつかっていくのは、優位性がないからです。

 

 

そして、短期足で大切なのは、ラス押しライン(戻り高値ライン)です。

 

ただ、このラインはチャートの進行とともに変更されていきますので、大体1日に1回ぐらいは引き直していく必要があるでしょう。

 

そして、上記のトレンドラインとラス押しラインにアラートとメール送信を設定し、そのまま放置しておきます。

 

メール送信付き水平線などのインジケーターは、以下をご覧ください。

»リアルトレードで、絶対おすすめ無料インジケーター:7選

 

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ステップ④:ラス押しラインとトレンドラインの両方が抜けるのを確認

 

上記の両方のラインが実体で抜けて、確定なおかつ、その終値もラインの外で確定するのをきちんと確認します。

 

なぜなら、ヒゲで抜けているだけであったり、1本確定で抜けた後に、次の足ですぐに戻ってしまうような場合は、上位足では抜けていないと認識されてしまうためです。

 

すると、世界のトレーダーと意見を合わせることができないので、その後スムーズに動いてくれないです。

 

 

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ステップ⑤:上位足の流れの再確認

 

もちろん、長期足の流れはトレンドラインや水平線を引く段階でも確認していますが、この段階でも再度確認します。

 

なぜなら、それによってすぐに直近の高値の部分に、IFO注文でブレイクアウト手法の注文を入れることができるかの判断ができるからです。

 

自分の背中に、根拠ある強力な水平線やトレンドラインなど、長期足の流れを味方につけているのであれば、積極的にブレイクアウトでも入っていきます。

 

長期足を味方につけたリアルトレードの結果に関しては、以下をご覧ください。

»休むも相場。エントリー条件が揃ってもトレードを控える場面

 

しかし、それとは逆に長期足に対して逆張りであったり、長期足のトレンドラインが上にのしかかっているような状態であれば、しっかりと戻りを待って、慎重に押し目買いから入るようにします。

 

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ステップ⑥:ブレイクアウトでエントリー、もしくは押し目買い準備

 

上記の通り、長期足を味方につけているようであれば、そのままブレイクアウトでエントリーを行います。

 

押し目買いで行う場合は、押し目買い候補ラインもしくはゾーンに落ちてくるまでしっかりと待ちます。

 

この段階で、15分足に切り替えてチャートが階段状に落ちてきて、切り下げラインを引けるような状態になるまで待つようにします。

 

以下の記事のように、一瞬でヒゲの形で落ちて、すぐに戻ってきてしまうような場合は、きれいな押し目とは言えませんので、エントリーを控えるようにしています。

 

 

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ステップ⑦:15分足での押し目買いエントリー

 

その後、15分足の押し目候補ラインまで到達した段階で、切り下げラインと戻り高値ラインを引いて、その位置にIFO注文でエントリー予約を行います。

 

このようにして、1時間足での、トレンドラインとラス押し抜けを確認して、その後、15分足でも同様の確認をすることにより、勝率を2%から3%引き上げることができるのです。

 

 

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ステップ⑧:利確と損切りポイントの設定

 

利確と損切り位置の算出はエリオット波動定規を用いて行います。

 

もちろん、理想的な損切りポイントは前回安値ですので、下のチャートで言うとA地点です。

 

 

しかし、押し目の入り方によっては、それよりも手前(B地点)になってしまうことも多々ありますので、それをどちらにするかは利確ポイントと相談になります。

 

利確ポイントとして、エリオット波動定規から算出されたポイントが、世界中のトレーダーによって意識されそうなポイントであれば、そちらの利確ポイントを優先します。(損切りをB地点にする)

 

 

反対に、まだ利確ポイントを広げる余裕があるのであれば、損切りポイントを優先して広げるようにしています。(損切りをA地点にして、利確も広げる)

 

そのようにして、リスクリワード1は固定した状態で、より優位性の高いポイントで利確もしくは損切りを行うようにします。

 

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ステップ⑨:ブレイクアウト及び、押し目買いのIFO注文後の行動

 

上位足の流れに沿ってブレイクアウトを行う場合でも、時折そのIFO注文を仕掛けた直近高値を超えていかず、押し目を作りに下がってくるような場合があります。

 

そのような場合には、上記の押し目買いパターンと同じで、15分足に切り替えて切り下げライン抜けからエントリーします。

 

それと同様で、押し目買いの場合も、時折IFO注文を仕掛けた戻り高値を抜けていかずに、さらに深い押し目を作りに落ちてくる場合もあります。

 

 

そのような場合は、上のチャートの様に、より有利なポイントでエントリーができますので、IFO注文のラインを、さらにその下の戻り高値の位置に下げていきます。

 

そうすることができれば大抵、損切りは前回安値に置くことができ、利確もエリオット波動定規に合った絶好のエントリーとなるでしょう。

 

しかし、ここで注意しなければならないのは、押し目があまりにも深く入りすぎてしまった場合は、そのまま下抜けしてしまう可能性もあるので、押し目買いのエントリー自体を解除する必要もあるでしょう。

 

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ステップ⑩:エントリー約定後の行動

 

ブレイクアウトにしろ、押し目買いにしろ、エントリーが行われれば、後はパソコンを閉じて大丈夫です。

 

なぜなら、その後もチャートを見続けていると、利確ラインに近づいたところでローソク足がモミモミし始めれば、チキン利食いをしたくなるからです。

 

同様に、損切りラインに近づけば、それを広げたいと言う感情に流されてしまうからです。

 

ですから、エントリーまで、これほどしっかりと根拠を積み重ねたわけですから、後は自分の相場観と手法の勝率だけに、自分の命を預ければ良いのです。

 

 

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ステップ⑪:利確及び、損切り後の行動

 

結果が勝ちであっても、負けであっても、それをトレード記録として残していきます。

 

特に、それが負けたトレードであれば、それは貴重なサンプルとなりますので、注意して記録する必要があります。

 

なぜなら、そうした負けたサンプルを集めて、その中から「毎回、同じパターンで負けていないか」を抽出し、それを排除していくことができるからです。

 

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専業トレーダーのルーティーン「11個」を学んで思う事

 

いかがでしたか?

 

専業トレーダーが行う、11個のエントリーまでの流れは、とてもめんどくさいと思われたでしょうか?

 

ただし、これがプロトレーダーのエントリーです。

 

なぜなら、世界中のもっと長い経験を積み、最新の設備と最新の情報を取り入れてエントリーを行う機関投資家たちと戦うには、最低でもこれぐらいの根拠を積み重ねない限り、勝つことができないからです。

 

そして、これだけのことを行うからこそ、差別化をすることができ、他の一般トレーダーたちよりも、優位性のあるトレードを行うことができるのです。

 

ただ、これらのルーティーンは慣れてくれば、文字で書くほど複雑ではなく、何も考えずに感覚で「なんか汚いなぁ」と言う感じで、トレードを避けることができるようになりますので、どうぞご安心ください。

 

それはちょうど、毎日、車を運転している人が、スピードメーターを毎回見なくても、大体50キロほどで走行することができるのと同じようにです。

 

ですから、そのような専業トレーダー、もしくは儲けることができるトレーダーになれるように日々、過去検証と少額エントリーを行っていきましょう。

 

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まとめ

 

専業トレーダーのエントリーから利確までのルーティーンは、以下の11個のステップである。

 

①:9通貨から優位性の高いものを厳選

②:チャートにトレンドラインを引く

③:水平線を引く。(ラス押しラインも引く)

④:ラス押しラインとトレンドラインの両方が抜けるのを確認

⑤:上位足の流れの再確認

⑥:ブレイクアウトでエントリー、もしくは押し目買い準備

⑦:15分足での押し目買いエントリー

⑧:利確と損切りポイントの設定

⑨:ブレイクアウト及び押し目買いのIFO注文後の行動

⑩:エントリー約定後の行動

⑪:利確及び、損切り後の行動

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

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