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FX初心者が大損しない勉強法 その⑥:エリオット波動理論とは

この記事は約6分で読めます。

前回までの記事で、ラス押し抜けと、トレンドライン抜けという、2つの根拠に基づいてトレードすることにより、勝率60%以上を期待できるという点について考えることができました

 

今日は、それに加えて、エリオット波動理論について詳しく考えてみましょう。

 

このエリオット波動理論について、十分に理解することによって、私たちは相場の中で最も優位性の部分はどこなのかをしっかり理解できまし、どこまで利益を伸ばしたら良いのかという点についても理解できます。

 

 

 

目次

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エリオット波動理論とは何か?

 

エリオット波動理論について Wikipedia では以下のように説明されています。

上昇局面では、以下のような「5つの波動」を描く。

「上昇第1波」→ 「調整」 → 「上昇第2波」→ 「調整」 →「上昇第3波」

下降局面では、以下のような「3つの波動」を描く。

「下降第1波」 → 「戻し」 → 「下降第2波」

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E6%B3%A2%E5%8B%95

 

難しいですよね。簡単に言うと上昇の波は第5波まで形成し、下落の波は第3波まで形成していくということです。

 

では、さっそく挑戦してみましょう。以下のチャートをご覧になり、どの部分が上昇の1波から5波で、どの部分が下降の1波から3波であるかを見分けてみてください。

 

 

いかがでしょうか?おそらく、たくさんの波が目に入ってきて、いったいどこが何番の波だか分からないと思います。

 

それが、エリオット波動の一番難しい部分でもあります。

 

そして、これは解釈する人の理解によって、全く見方が違ってきてしまうため、後づけで何とでも説明することができてしまうのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

このエリオット波動にも、ただひとつだけ確かなことがあるので、それを頼りに判断すれば良いのです。

 

その確かな事とは、「はっきりとした第1波が出た後には、戻りの第2波が形成され、その後には一番美味しい第3波が来る」ということです。

 

この不安定な相場の中で、唯一、信頼性の高いエリオット波動の第3波を取るように努力すれば、最も高い勝率と利益を得ることができるのです。

 

そして、もちろんの事ですが、その第3波を見分けるには、エリオット波動の第1波を見分けなければなりません。

 

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エリオット波動の第1波とは?

 

しかし、第1波を見分けるのも難しいのではありませんか?

 

いいえ!実はそうではありません。

皆さんは既に、そのエリオット波動の第1波を見分ける力を身につけておられます。

 

その第1波とは、皆さんが前回の記事で勉強したラス押し抜け(戻り高値抜け)トレンドラインを抜けた波のことを指しているのです。

 

ですから、皆さんはこのラス押し抜けをし、なおかつ、トレンドラインを抜けたら、その波を第1波とみなし、その後、戻りの第2波を待った後に、そこに引くことができる切り下げラインを抜けたところで入れば、一番美味しいエリオット波動第3波を刈り取ることができるのです。

 

これが前回まで勉強した、ラス押し抜けとトレンドライン抜けからトレードすることが60%以上の優位性を発揮できる確かな根拠です。

ちなみに、これを1時間足で過去検証してみると、以下の通りです。

 

結果は22勝11敗で勝率66.6%で、60%を超えていますよね。

 

そして、さらにこのエリオット波動を簡単に理解するためには、第4波と第5波の存在は、いさぎよく捨てることが大切です。

 

この第4波と第5波は、相場の中ではっきり現れるときと、全く現れない時が存在しますから、皆さんが第4波の戻りを待って、第5波をさらに取ろうと思ってエントリーした時には、実はその第4波は下落の第1波となり、全く反対の動きとなって下落してしまうことがあるのです。

 

ですから、一旦上昇の第3波まで形成したのであれば、その後はどれほど上昇したとしても、それを見過ごし、下落の第1波が発生するのを辛抱強く待つ方が、安定したトレードを行うことができるのです。

 

では、以下のチャートから本当に、そうなるのかを確認してみましょう 。

 

 

 

いかがですか。相場のさまざまな場面で、第1波を形成した後、一旦戻りの2波を形成し、その後、最も伸びる第3波を形成しているのがはっきりわかるのではないでしょうか。

 

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実践練習:エリオット波動の識別

 

では、これまでずっと使用してきた二つのチャートの中では、そうしたことが起きているのでしょうか?

 

以下に、これまで使用してきたチャートを2枚添付いたします。このチャートにどの部分がエリオット波動の第1波2波3波であるかをご記入してみてください。

では1枚目を考えてみましょう。

 

 

いかがでしたか?

 

これまで過去検証をしてこられた皆さんであれば簡単に第3波までを記入することができたのではないでしょうか?

正解は以下の通りです。

 

 

では、2枚目に行きたいと思います。どうぞ考えてみてください。

 

 

いかがでしたか?

 

このように相場がコロコロと変化していくような場合はエントリーがしにくそうに見えますが実は第3波までをしっかりと形成しているのがわかるかと思います。

正解は以下の通りです。

 

 

どうでしたか?

 

このように、エリオット波動の第3波の部分だけを、相場から刈り取っていけば、不確かな要素が多い FX 相場の中で、ある程度、確かな部分だけをトレードしていくことができるのではないでしょうか?

 

この第3波だけを、刈り取っていく方法に関しても、今日の練習だけでは十分に頭に覚えさせることは出来ませんので、ぜひ、ご自分でも過去検証を通して、その能力を身につけていかれてください。

 

次回は、このエリオット波動を利用した別の特別手法、「利確ポイントがはっきりとわかる」という点を考えてみましょう どうぞご期待ください。

 

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まとめ

 

エリオット波動は、上昇の1から5波と、下降の1から3波を形成するという理論であるが、それを見分けるのは簡単ではない。

 

ですから、唯一確かな第3波までをとることに意識を集中する必要がある。

 

そして、その基準となる第1波はラス押し抜けとトレンドライン抜けを達成した波であるので、その後の戻りの第2波を待って、できるだけ根っこから第3波を取っていく必要がある。

 

この手法の全貌を手っ取り早く知りたい方はこちら!

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本日も、最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。

 

最速 FX のケンジでした。

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