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15分足反発手法:勝率60%を誇るスキャルピング手法①(概要編)

この記事は約8分で読めます。

前回の記事では、FX相場の中で古くから参考にされている「酒田五法」について勉強することができました。

»酒田五法:勝率60%のスキャルピング手法の基礎。最も簡単な解説

 

そして、その中でも「三川」と呼ばれる3種類のローソク足の反発パターンについて注目しました。

 

では、本日はそれらのローソク足の反発パターンを使用した「スキャルピング手法」に勉強していきましょう。

 

この手法は、勝率が60%ほどで「相場の原理原則手法」に比べれば少し低いですが、それでもエントリーチャンスが多いので、数でカバーしていくスタイルになります。

 

 

目次

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「15分足反発手法」のやり方(スキャルピング手法)

 

15分足反発手法:概要

 

  • 通貨:USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、その他スプレッドが0.5以下通貨のみ
  • 取引スタイル:スキャルピング
  • ポジション保有時間:5分~15分
  • 平均利確幅:5pips(リスクリワード3の場合15pips)
  • 平均損切り幅:5pips
  • 勝率:リスクリワード1の場合、約60%
  • 勝率:リスクリワード3の場合、約40%

 

15分足反発手法:エントリー前準備

 

この15分足反発手法には、2つのエントリーポイントが存在します。

 

それは、直近高値(逆張り)前回高値(順張り)の2つです。

 

直近高値の場合は、15分足のチャートを開いていただき、チャートを見たタイミングで、1番近い最高値のヒゲの先端に水平線を引いてください。

 

 

そしてその水平線にアラートとEメール送付の設定をしてください。

 

アラートとメール送信機能付きの水平線を引く、無料インジケーターについては、以下の記事をご覧ください。

»リアルトレードで、絶対おすすめインジケーター:7選(無料のみ)

 

前回高値の場合は、チャートが押し目を作りに落ちてきた場合に、前回高値の頂点、もしくは高値の抜け幅が小さい場合は、さらに入り込んだネックラインの部分に、水平線を引き、そこにアラートとメール送信付き水平線を設定しておきます。

 

 

15分足反発手法:エントリー方法

 

水平線をセットしたら、アラート、もしくはEメールが届くまでひたすら待ち、アラートがなったらパソコンを見て、15分足の水平線にチャートが接しているのを確認します。

 

その後すぐに、5分足に切り替え、5分足のローソク足の形が三川の3つの反発パターンになっていないかどうかを確認します。

 

それぞれの反発チャートパターンにより、エントリーのタイミングや位置が違いますので、細かく見ていきましょう。

 

反発パターン:星(十字線パターン)

 

 

水平線に当たって、星(十字線)を作った場合には、明らかにその水平線が意識されて、反発する可能性を示しています。

 

ですから、その下のチャートの様に、十字線のすこし下でエントリーをおこないます。(売りと買いが逆の場合は、上下を逆にしてください。)

 

損切りは、その十字線を少し上にセットします。

 

 

リスクリワード「1」の場合は、その損切り幅までと同じ幅を利確幅として設定してください。

 

リスクリワード「3」の場合は、損切りの3倍でセットしてください。

 

反発パターン:つつみ(包み足パターン)

 

この つつみ(包み足)は、水平線に接触したものの、次の足でその前の足を包み込んでしまうほど反応していることを表しています。

 

しかし、つつみ(包み足)が発生した場合でも、水平線を一旦抜けて確定したその後に、つつみが発生した場合には、エントリーの対象とはなりません。

 

 

なぜなら、抜けて確定してしまうという事は、その水平線に対する世界中のトレーダー達の意識が弱いことを示しているからです。

 

ですから、あくまで確定が水平線より下でおこなわれた場合のみ、そのローソク足の下端を抜けたところでエントリーをおこないます。

 

 

損切りは、ローソク足の最高値の少し上にセットしておきます。

 

もしかすると、水平線に1pipsぐらい届かず、反応して反発ローソク足を示した場合にエントリーをしたいと思うかもしれません。

 

もしエントリーをする場合は、損切りを15分足の水平線の上に置いてください。

 

しかし、できるだけ水平線に触れてからのエントリーをおすすめします。

 

利確については、上記と同じように、リスクリワード1にするか、リスクリワード3するかは、お任せいたします。

 

反発パターン:たくり(トンカチパターン)

 

この反発パターンが発生した場合には、その水平線がかなり意識されている状態ですので、その5分足が確定した段階で、そのままエントリーをおこなうことができます。

 

 

ですから、水平線にいったん接触して、その後、たくり(トンカチパターン)が発生した場合には、そのままエントリーをおこないます。

 

損切りは、たくりローソク足のヒゲの先端の少し上の部分にセットします。

 

この場合も、水平線に1pipsぐらい届かず、反応して反発ローソク足を示した場合にエントリーしたい時は、損切りを15分足の水平線の上に置いてください。

 

利確は、上記と同じように、リスクリワード1か3かを選択することができます。

 

反発パターン:ダブルトップパターン

 

つつみの場合で、一旦水平線を抜けてから、つつみを作ったような場合にはエントリーをおこないません。

 

しかし、その後、再び水平線を越えてから落ちてくる状態になれば、つまり下のチャートのように、1分足で見ればしっかりとしたダブルトップのパターンを作ったような場合には、そのネックライン抜きでエントリーをおこないます。

 

 

この場合も、損切りはダブルトップの上端のヒゲの少し上に置き、利確はリスクリワード1と3から選択していただくことができます。

 

 

こうして、「15分足反発手法」の具体的なやり方について理解する事が出来ましたが、この手法には、本当に優位性があるのでしょうか?

 

あるとしたら、どんな根拠で、どのぐらいの優位性でしょうか?

 

見てみましょう。

 

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「15分足反発手法」の予想利益と勝率、その根拠

 

 

上記の通り、150回を超える過去検証から、以下のデータを得ることができました。

 

リスクリワード「1」の場合

  • 94勝62敗、合計156回エントリー
  • 勝率:60.2%
  • 獲得pips:320pips

リスクリワード「3」の場合

  • 62勝94敗、合計156回エントリー
  • 勝率:39.7%
  • 獲得pips:920pips

 

上記の通り、100回を超える過去検証により、リスクリワードを1と3にした場合のメリットとデメリットが分かります。

 

リスクリワードを1にした場合には、勝率が60%を超えるため、メンタル面でかなりの安心感を持つことができます。

 

それとは対照的に、リスクリワード3の場合は、勝率が約40%になってしまう反面、獲得pipsは約3倍になっています。

 

ですから、5連敗や8連敗などが当たり前のように発生しても、耐えられるだけのメンタルを持っているのであれば、リスクリワード3を選んだ方が良いことがわかります。

 

(勝率40%の場合、5連敗が簡単に生じる理由は以下の記事をご覧ください。)

»マーチンゲール手法はFXの必勝法?おすすめ?1000回検証

 

どうぞ、これらのメリットとデメリットを理解したうえで、ご自身の好みに合わせて選択なさってください。

 

しかし、私たちの頭には4つの疑問が浮かびます。

 

それは、

  • この手法をもっと優位性を高く、つまり、勝率70%にする方法は無いのか?
  • 直近高値反発(逆張りパターン)と前回高値反発(順張りパターン)のどちらが優位性が高いのか?
  • 3種類の反発ローソク足パターン(十字線、つつみ、トンカチ)のなかでどれが優位性が高いのか?
  • この手法は、東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間のどの時間が一番優位性が高いのか?

 

次回の記事では、この上記の4つ点を考えましょう。

 

この記事によって、あたなは自分の手法の改善方法も勉強できるでしょう。

 

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まとめ

 

15分足反発手法のやり方

  • 直近高値と前回高値に、アラート付き水平線引いて待つ
  • その後、その水平線に当たった時、「三川」の3つの反発ローソクを示したらエントリーする
  • 期待できる勝率は約60%である

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

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