FX両建て手法:メリット2選、デメリット4選。(FXの必勝法か?)

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インターネット等で、「FX必勝法」と調べるとよく出てくるのが、「両建て手法」と言うものです。

 

 

実際に、両建て手法の代表的なものとして、「異業者間両建て」と呼ばれる手法があります。

 

これは、スワップポイントの差額から利益を得るという、いっけん必勝法に思える方法で、わたしも600万円ほど投入して、おこなっていました。

 

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

»FX必勝法?異業者間両建て(さや取り)のメリット、デメリット:実体験有

 

しかし、実際におこなってみると、そこから利益を得る事は出来ませんでした。

 

理論上は、必勝法に思いますが、当然のこととして、FX会社はそれに対する対策を立ててきますので、現実には必勝法になりえないのです。

 

では、通常インターネット上には書かれていない、両建てのどんな使用法があるのでしょうか?

 

実体験をもとにお伝えしていきたいと思います。

 

この記事を読むことにより、両建て手法のデメリット4つとメリット2つについて理解でき、ご自分のトレードに取り入れるかどうかを判断することができるでしょう。

 

そのデメリットとメリットは以下の通りです。

 

デメリット:4つ

  1. スプレッド(手数料)が2倍かかる
  2. 証拠金が2倍かかり、資金回転効率が半分になる
  3. スワップの差額損失が毎日発生!
  4. FX会社によっては、両建てを禁止している。口座凍結も!

メリット(活用法):2つ

  1. 重要指標が発表される前に両建てをしておく
  2. 注文を簡素化することができる

 

ちなみに、結論からお伝えしますと、この「最速FXブログ」では実体験から両建て手法お勧めいたしません

 

しかし、上記の通り、2つ有効な方法があると言うことだけは確かです。

 

では、まず「両建て手法がどんなものなのか?」という点から考えてみましょう。

 

FXの必勝法と呼ばれる「両建て手法」とは?

 

インターネット上で、必勝法とつぶやかれる両建て手法とは、全く同じ通貨で売りと買いの両方のポジションを同じ通貨量だけ持つと言うものです。

 

 

こうすることにより、相場がどのように変化したとしても、売りと買いの数字が変わっていくだけで、総資産は全く変化がないと言う状況になります。

 

そして、これをスワップ金額の高い会社Aで「買い」を持ち、スワップ金額のマイナスが少ない会社Bで「売り」を持つことにより、相場の変動に影響されずにスワップの差額を獲得しようというのが「業者間両建て」です。

 

しかし、この両建てが実用的でない事は、上記の記事でお伝えした通りです。

 

ですから、もう一つの利用方法について考えてみましょう。

 

その方法とは、最初から両方のポジションを同じFX会社で持っておき、相場がこれから上に上がっていくと思った時に、「売り」のポジションを解消して、買いだけのポジションを残します。

 

それとは反対に、買いの損失のが膨らんでしまった場合には、売りのポジションを入れて、その時点からの損失を± 0にすると言う方法です。

 

では、この方法のデメリット4つとは何なのでしょうか?

 

FX両建て手法:4つの重大なデメリット(必勝法でない理由)

 

デメリット①:スプレッド(手数料)が2倍かかる

 

もしあなたが、現在両建てをした状態で、10pips上がったところから、さらにチャートが上昇することを予想し、売りポジションのみを解消したとしましょう。

 

確かに、そこから先は、上昇していけば利益になりますし、下がれば損失となります。

 

しかし、そうであれば、10pips上がったときにリアルタイム注文で買いポジションだけを持てば、手数料は2分の1で済みます。

 

もしくは、10pips上にIFO注文を仕掛けるだけでも、手数料は半分になります。

 

実際のところ、相場は両建てをどの場所で解消しようが、そこで新規ポジションを取るのと全く同じですから、手数料をわざわざ2倍支払う意味は全くないのです。

 

 

デメリット②:証拠金が2倍かかり、資金回転効率が半分になる

 

例えば、あなたがUSD/JPYで1ロットのトレードをしようと思えば、レバレッジ25倍で、約45,000円ほどの賞金が必要となります。

 

しかし、両建てをおこなって途中からそれを解除すると言う方法をとれば、その2倍の90,000円もの証拠金が必要になります。

 

しかし、相場から得られる利益は全く同じですから、資金回転効率が極めて悪くなってしまうことがわかると思います。

 

 

ちなみに、FX会社によっては両建ての場合、片方だけの証拠金だけでトレードさせてくれる会社もあります。

 

以下にその一覧表を掲示いたします。

 

片方だけの証拠金で良いFX会社

  1. ヒロセ通商
  2. マネーパートナーズFX
  3. GMOクリック証券(くりっく365)
  4. SBI FXトレード
  5. マネックスFX

2倍の証拠金が必要になるFX会社

  1. DMM FX
  2. みんなのFX
  3. 外為ジャパン
  4. GMOクリック証券(FXネオ)
  5. YJFX!
  6. 楽天証券FX

 

デメリット③:スワップの差額損失が毎日発生!

 

売りと買いのポジションを両方持った状態で、1日をまたげばスワップの差額によって損失が計上されます。

 

例えば、一例として、USD/JPYを両建てしたときの差額をご覧ください。

 

買いに対しては、プラス20円のスワップが付きますが、反対の売りは130円の支払いが求められるので、合計すると1ロットあたり、110円の損失が必ず発生してしまうのです。

 

そうであれば、トレードチャンスが来たときにのみ、売りか買いのどちらかでエントリーをおこなえば、そうしたスワップ差額を支払う必要は無いのです。

 

デメリット④:FX会社によっては、両建てを禁止している。口座凍結も!

 

国内、海外を問わず、基本的にFX会社は、両建てについて消極的な見方をしています。

 

許可されているFX会社であっても、その設定をしようとすると「あなたにとって不利な取引になります」という警告文が表示されたりします。

 

両建はスワップポイントの売り買いの差、スプレッド等のコストがお客様にとって不利になりますので、当社では、両建を推奨いたしておりません。
お客様ご自身の判断においてご利用ください。

引用:両建できますか?

 

また、通常設定では、両建てをしようとすると、自動的に反対のポジションが解消されて、単なる「損切りをした」という扱いになってしまう場合もあります。

 

また、海外口座等では、そうした取引をおこなったときに、利益の没収や口座凍結など厳しい措置を定めているところもあります。

 

 

ですから、こうした4つの大きなデメリットを考えてみますと、両建て取引をおこなう意味は、ほとんどないと言うことがわかります。

 

しかし、この両建て手法にも、2つだけメリットとも言える、効果的な活用法があります。

 

そして、私は実際にそれをおこなっていました。

 

その2つの方法とはどんな方法でしょうか?

 

FX両建て手法:2つのメリット(両建て活用法)

 

メリット(活用法)①:重要指標が発表される前に両建てをしておく

 

これは実際に、私がおこなっていた方法です。

 

あなたが、指標トレードをおこないたいと思っている場合、FXの会社によっては、重要指標の5分前から10分前には、新規ポジションを持ったりIFO注文ができなくなってしまうところがあります。

 

ですから、指標発表の5分前ほどに、現在のレートの上下10pips離れたところに、逆指値で売りと買いを仕掛けておこうと思ったときには、既に「指標発表前なのでエントリーができません」と言う表示で、拒否されてしまうことがあるのです。

 

また、それを見越して、5分以上前にポジションを持っておくと、指標が発表される前に、片方のポジションがエントリーされてしまい、両方マイナスになってしまうと言うこともあったのです。

 

また、別のパターンとして指標が発表された後に、急いでエントリーをしようと思っても、注文が一気に押し寄せるため、約定拒否されてしまうというケースも多々ありました。

 

そうした問題を解決するのに役立つのが、「両建て手法」です。

 

あなたは、重要指標が発表される前に、両建てでポジションを持っておけば、指標によって相場が急変しても± 0の状態が保たれます。

 

 

そして、あなたが良いと思ったタイミングで、片方のポジションを解消しさえすれば、約定拒否されることもあまりなく、大きな変動で一気に儲かるのです。

 

また、指標発表前に間違ったエントリーをされてしまうこともなく、利益を獲得することができるというものです。

 

ですから、私はこうした根拠からこのトレードをおこなっていました。

 

しかし、ご存知の通り、指標トレードは思惑通り、一方方向に進むと言う事はありません。

 

ですから、両建ての状態から、片方のポジションを解消した瞬間に反対に進んでいき、損失を出してしまうと言うことも多々あったので、両建てを活用はできるものの、優位性を得ることができませんでした

 

指標トレードに関する詳しい情報は以下をご覧ください。

»FXの注目すべき経済指標5選と指標トレードのやり方。儲かる?

 

メリット(活用法)②:注文を簡素化することができる

 

これは、ロンドン時間やニューヨーク時間など、今後チャートが一方的に進んでいきそうな時間帯に、試した手法に関係したメリットです。

 

手法の内容としては、ロンドン時間が始まる16時頃、もしくはニューヨーク時間が始まる21時頃の段階で、現在値から10pips離れたところにエントリーポイントを置き、現在値から20pips離れたところで利確すると言う仕掛けをおこなうのです。

 

これは、相場が一方的に動いていくという、時間帯の習性を利用して優位性を獲得するという手法です。

 

それをリスク分散の為に、スプレッドが低い6通貨で同時におこなっていました。

 

しかしこの場合、6通貨で仕掛けをしようと思うと、現在地から10ピップス離れたところに、IFO注文で売りと買いに、合計12回仕掛け注文をしなければなりません。

 

しかし、ここで両建てをおこなえば、注文時間を10分の1に減らすことができます。

 

それは、注文をおこなうタイミングで、それぞれ利確までを20pips、損切りまでを10pipsとした両建てをリアルタイム注文で、「ポチ、ポチッ」と2クリックするだけで、その注文をおこなうことができるのです。

 

 

そうしますと、現在地から10pips片方に進んだ段階で、一方の注文は損切りされ自動的に片張りの状態になるので、IFO注文でおこないたかったことを、そのまま実行してくれるのです。

 

ですから、実際に時間帯の優位性が強力であれば、2クリックするだけで、上下に注文できると言う素晴らしさがあります。

 

実際、私もこの方法を複数の通貨で、長期間にわたって罠を仕掛けると言う方法を用いていました。

 

実際、取引はとても簡単で、ときには、かなりのプラスになることもありました。

 

しかし、FXの必勝法を作るには、相場の中で複数の優位性を重ねていくことが必要になっていきます。

 

ですから正直、時間帯の優位性はあるものの、それはせいぜい1%から2%ほどのものでしかなかったために、スプレッドの影響、つまり1%から2%を超えることができませんでした

 

 

それで、一時的にプラスになっても、最後は± 0を行き来するような状態になってしまったので、結局多くの利益を得ることができませんでした。

 

ただ、この手法を試したのは、今から3年ほど前の事でしたから、現在でしたら時間帯だけではなく、長期足の流れやダウ理論など様々な優位性を加えれば勝てる手法を作れると思います。

 

ただそうすると、両建てではなく片張りになり、結局「相場の原理原則手法」に近づいてしまうと思います。

»「保存版」FX初心者が大損しない勉強法:総集編(勝率70%相場の原理原則手法)

 

こうして考えてみますと、FXの両建て手法には、わずかな活用法があるものの、それを大きく上回るデメリットが存在するため、実際の相場では活用することができないことがわかりました。

 

ですから、私たちはそのようなまやかしの必勝法に騙されるのではなく、きちんと証拠と訓練を重ねていった上で、得られるトレード技術を身に付けていきたいと思います。

 

まとめ

 

デメリット:4選

  1. スプレッド(手数料)が2倍かかる
  2. 証拠金が2倍かかり、資金回転効率が半分になる
  3. スワップの差額損失が毎日発生!
  4. FX会社によっては、両建てを禁止している。口座凍結も!

メリット(活用法):2選

  1. 重要指標が発表される前に両建てをしておく
  2. 注文を簡素化することができる

 

上記の結果から、最速FXブログでは、「両建て手法」をおすすめしない

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

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