ファンダメンタル分析のメリット4選とデメリット5選。今日から使える?

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FXトレードを行っていく上で、相場を分析する方法として大きく分けて2つのものがあります。

 

それは、テクニカル分析ファンダメンタル分析です。

 

テクニカル分析とは、このブログの中で説明されているほとんどすべての方法がそれにあたります。

 

その中には、水平線やトレンドライン、チャートパターンなどが該当します。

 

では、もう一つの分析方法であるファンダメンタル分析とは一体どんなものなのでしょうか?

 

そして、その分析方法には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

 

今日は、その点をご一緒に考えてみましょう。

 

ちなみにそのメリットとデメリットは以下の通りです。

 

ファンダメンタル分析のメリット4選

  • メリット①:危険な通貨を避けることができる
  • メリット②:日足以上のチャートの動きがある程度予測できる
  • メリット③:経済指標を見る癖をつけられる
  • メリット④:相場の急変をある程度予想できる

ファンダメンタル分析のデメリット5選

  • デメリット①:得られる情報が圧倒的に遅い
  • デメリット②:情報通りの結果が出るとは限らない
  • デメリット③:トレードを行う時、バイアスがかかりすぎて、目の前で起きていることに反応できなくなる
  • デメリット④:ファンダメンタル分析結果が、チャートにいつ現れるかを予想することができない。
  • デメリット⑤:1時間足以下のデイトレードには、ほとんど影響がない

 

 

 

ちなみに、結論からお伝えしますと、ファンダメンタル分析は、私たち一般人が扱うのは簡単ではありません

 

ですから、このブログでは基本的に、ファンダメンタル分析を説明する事は無いのです。

 

しかし、そこにメリットがあるのは確かですから、見てみましょう。

 

ファンダメンタル分析とは一体何か?

 

ファンダメンタルとカタカナで書くと、とてもかっこよく聞こえますが、これを日本語に訳すと「経済の基礎的条件」と言うものになります。

 

ですから、簡単に説明すると、その国の将来が良くなるか、悪くなるかを左右する情報に沿ってトレードを行う方法です。

 

ですから、例えばここ最近の事例ですと、韓国のホワイト国からの除外によって、韓国の経済状態が悪くなることを予想して、韓国のウォンを売るといった方法でトレードします。

 

 

また、各国から発表される政策金利やGDP国内総生産など、様々な指標に沿って一時的なチャートの激変をトレードするだけではなく、その後の流れ全体を予想していくと言うトレードもこれに該当します。

 

(一時的な急変を狙ったトレードは指標トレードと言います。

詳しくは以下の記事をご覧ください。)

»FXの注目すべき経済指標5選と指標トレードのやり方。儲かる?

 

では、私たちはこのファンダメンタル分析を採用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

 

ファンダメンタル分析のメリット

 

メリット①:危険な通貨を避けることができる

 

基本的に、FXで取り扱うのは各国の通貨ですから、株のように通貨の価値が0円になってしまうと言う事は、基本的にはありません。

 

とはいえ、下記のチャートに示されているトルコリラショックの時のように、その国の通貨自体に不安が広がってしまうと、通貨の価値が暴落してしまうことが生じるます。

 

 

ですから、そうした通貨を事前に察知し、自分がトレードする通貨から外しておくと言う選択をすることができるのです。

 

そうした意味では、様々な経済ニュースや発表される経済指標、もしくは不安を掻き立てるような報道に注意しておく事は、リスク回避の面ではある程度の役割を果たします。

 

メリット②:日足以上のチャートの動きがある程度予測できる

 

ファンダメンタル分析を行うことによって、日足もしくは週足などの長期足チャートのざっくりとした動きを予測することができます。

 

そうであれば、複数時間足を掛け合わしたトレードを行うことにより、4時間足チャートを用いて、スイングなどを行っている方は、優位性を得ることができるでしょう。

 

メリット③:経済指標を見る癖をつけられる

 

これは、よくある失敗の1つですが、大きな経済指標の発表があることを忘れていてエントリーをしてしまうと、チャートが「相場の原理原則」に全く沿わない動きをして、すぐに負けてしまうと言うことがあります。

 

ですから、私たちFXトレーダーはどんなにめんどくさくても、毎朝その日の経済指標を確認する必要があるのです。

 

 

しかし、ファンタメンタル分析を行っていれば、常に情報を得る習慣がつきますので、そうした間違いを犯す事はなくなるでしょう。

 

メリット④:相場の急変をある程度予想できる

 

通常、経済指標カレンダーには載らないような、各国の大統領の発言や金融庁の発表など、相場に影響を与えるような事柄でさえもチェックしているトレーダーはある程度、急変を予測することができます。

 

ですから、一般のテクニカル分析トレーダーでは、相場が急変したときになぜそうしたことが起きたのかは、後追いでニュースを見ていくことが多いですが、ファンダメンタル分析トレーダーはそのことを事前に知って対処することができるのです。

 

では、これほどたくさんのメリットがあるのであれば、自分のトレードにすぐに取り入れた方が良いのでしょうか?

 

いいえ、正直言って取り入れる必要はありません

 

なぜなら、上記のメリットのほとんどは、机上の空論で、実際のトレードに役立てる事は簡単では無いからです

 

では、その理由としてデメリットを考えていきましょう。

 

ファンダメンタル分析のデメリット

 

デメリット①:得られる情報が圧倒的に遅い

 

いくら私たちが正しい情報を取り入れ、それによってトレードを行おうとしても、その情報を得られたスピードが機関投資家に比べて、とてつもなく遅いと言うデメリットがあります。

 

 

これが、私たち一般投資家が絶対に超えられない壁でもあるのですが、何兆円も動かすような機関投資家たちは、秘密のルートによって極秘情報を入手することができます。

 

ですから、実際にそのような情報を私たちが得たときには、既に相場が織り込み済みと言う状態になり、全く違う反応を示してしまうことさえあるのです。

 

デメリット②:情報通りの結果が出るとは限らない

 

例えば皆さんは、東日本大震災のような大災害が発生したとすると、日本の通貨の価値が下がると思いますか?上がると思いますか?

 

日本の都市の1部が大きな被害を受けたわけですから、経済的な打撃を受けその通貨の価値が下がると考えるのは一般的です。

 

しかし、その時のチャートが以下の通りです。

 

 

なんと日本の通貨の価値が爆上げしたのです。

 

その理由は、復興のために多額の資金が投入されるため、外貨を含めて資金が流れることを予想したからだそうです。

 

このように、様々な経済指標の発表であったとしても、とても結果が悪いのに通貨の価値が上がってしまうことも多々あります。

 

その理由を調べると、「織り込み済み」だからというのです。

 

ですから、その全てを予想することは、私たち一般投資家には、ほぼ不可能なのです。

 

デメリット③:トレードを行う時、バイアスがかかりすぎて、目の前で起きていることに反応できなくなる

 

これは、1時間足や15分足などでトレードを行うときに発生します。

 

チャートでは、明らかに相場が転換するサインを表しているにもかかわらず、ファンダメンタル分析によって目線が固定されすぎてしまい、逆トレードをしてしまうと言う状態です。

 

また、もっと悲惨なのは、「いつかはファンダメンタル分析通りになるはずだ」と損切りを引き伸ばしてしまうことです。

 

 

そのようになれば、莫大な損失を計上してしまう可能性があるのです。

 

デメリット④:ファンダメンタル分析結果が、チャートにいつ現れるかを予想することができない。

 

例えば、何年も前から中国の経済破綻が予測されてきました。

 

「まもなく中国のバブルが弾ける」とか「中国の不動産業界が崩壊する」といった憶測がなされてきましたが、それが一体いつ、どのタイミングで相場に現れるかを予想することはできません。

 

実際に、現在のところ、そうした大混乱は発生していません。

 

 

こうした事柄は、ちょうど「リーマンショック」の時にも生じました。

 

映画「マネーショート、華麗なる大逆転」の中でも、そのようなファンダメンタルトレーダーが紹介されています。

 

その敏腕トレーダーは、実際のアメリカの不動産のとても悪い状況について情報得て、逆張り的なトレードを行います。

 

大暴落が生じるのは間違い無いのですが、それがいつかは誰にも分かりません。

 

ですから、実際にリーマンショックが生じるまでに、かなりの時間がかかり含み損を抱えなければならない苦しい様子が描かれています。

 

映画では、最終的にリーマンショックが生じ、莫大な利益を得た様子が描かれていますが、それはまさに「危ない橋を渡る」かのような様子です。

 

ですから、そのように敏腕の機関投資家でも、それほど苦労するようなことを、私たち一般投資家が行うのは不可能なのです。

 

デメリット⑤:1時間足以下のデイトレードには、ほとんど影響がない

 

これが、最も重要なデメリットであると言うことができます。

 

この「最速FXブログ」では、基本的に最大1時間足までのデイトレードをお勧めしています。

 

(その理由に関しては、以下の記事をご覧ください。)

»スキャルピング、デイトレ、スイング比較、おすすめは?その②:欠点分析編

 

ですから、最終的にはファンダメンタルの方向性に従って流れていくものの、その間には上下動を繰り返しながら動いていきますので、その小さな部分を刈り取っていくデイトレードに、ファンダメンタル分析は何の役にも立たないのです。

 

 

ファンダメンタル分析のメリット、デメリットについて考慮して言えること

 

こうして考えてみますと、確かにファンダメンタル分析には、わずかなメリットがあるものの、基本的には経済指標を毎朝チェックすれば、私たちのトレードに影響するような部分は、カバーできることがわかります。

 

むしろ、そのデメリットの方が大変多いために、私たちは日々チャートに現れる現実の事柄だけに注意を向けていけば、充分に優位性のあるトレードを行うことができることが分かりました。

 

ですから、より安定している「ダウ理論」や「エリオット波動」など相場の原理原則に基づいたトレードを行っていきましょう。

 

まとめ

 

ファンダメンタル分析のメリット4選

  • メリット①:危険な通貨を避けることができる
  • メリット②:日足以上のチャートの動きがある程度予測できる
  • メリット③:経済指標を見る癖をつけられる
  • メリット④:相場の急変をある程度予想できる

 

ファンダメンタル分析のデメリット5選

  • デメリット①:得られる情報が圧倒的に遅い
  • デメリット②:情報通りの結果が出るとは限らない
  • デメリット③:トレードを行う時、バイアスがかかりすぎて、目の前で起きていることに反応できなくなる
  • デメリット④:ファンダメンタル分析結果が、チャートにいつ現れるかを予想することができない。
  • デメリット⑤:1時間足以下のデイトレードには、ほとんど影響がない

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

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