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FX海外口座のメリット6選とデメリット7選:完全ガイド

この記事は約15分で読めます。

私は、これまで20社以上ものFX会社の口座開設を行ってきました。

 

その中には、国内口座もあれば、海外口座もあります。

 

 

では、私たちが実際に使用するのは、一体どちらの口座が良いのでしょうか?

 

今日は、特に海外口座のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

 

ちなみに、結論からお伝えしますと、国内口座か海外口座かの選択に関しては、リンゴが好きか、みかんが好きかと言う感じで、それぞれメリット、デメリットがありますので、好みに合わせて選択していただくことができます。

 

ただ、総合的に見ると、国内口座の方が良いです。

 

その理由も含めて見てみましょう。

 

目次

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海外口座のメリット:6選

 

海外口座のメリット:6選

  • メリット①:レバレッジの高さ
  • メリット②:追証がない
  • メリット③:ロスカット水準が低い
  • メリット④:約定力が高い
  • メリット⑤:入金ボーナス
  • メリット⑥:NDD方式の取引

 

メリット①:レバレッジの高さ

 

FXの海外口座を利用する最大のメリットと言えば、このレバレッジの高さであるということができるでしょう。

 

現在の日本では、法律上、最大25倍までしか、レバレッジをかけることができません。

 

ですから、もしUSD/JPYを10,000通貨保有しようと思うと、ざっくり45,000円ほどが必要になります。

 

しかし、海外口座では、そのような法律に規制されませんので、レバレッジ500倍から3000倍まで仕掛けることができると言う仕組みになっているのです。

 

ですから、もしあなたがレバレッジ2000倍まで仕掛けることのできる海外口座を利用するとたった540円でUSD/JPYの10,000通貨を保有することができるのです。

 

ですから、こうした結果として、10万円から20万円ほどしか資金を運用することができない方でも、資金回転効率を最大限に引き上げ、多くの利益を得ることができるのです。

 

 

いかに代表的な海外口座のレバレッジの一覧表を添付いたします。

 

 海外口座レバレッジ比較表
会社名最大レバレッジマージンコール強制ロスカット
IronFX1000倍40%20%
XM888倍
50%
20%
TITANFX500倍90%20%
FXPro500倍25%20%
FXDD500倍100%100%
FBS3000倍40%20%

 

メリット②:追証がない

 

これも海外口座を利用する大きなメリットとなります。

 

現在、日本のすべてのFX会社は追証と言うものが認められています。

 

この追証とは、スイスフランショックやリーマンショックなど相場が急落した時などに、損切りの注文が追いつかず、預け入れ資金がすべてそこをつき、なおかつマイナスになってしまった場合に、課せられる借金のことです。

 

 

ですから、そうした追証が発生した場合には、預入資金を全て失うだけではなく、家や車を売ってその借金を補填しなければならないと言う地獄が待っているのです。

 

実際に追証を経験した人々の声に関しては以下をご覧ください。

»FXの大暴落5選と大損した人の声(リーマンショックからアップルショック

 

しかし、海外口座には、ゼロカットシステムと言う制度が導入されています。

 

これは、簡単に言うと、相場が急変してマイナス1000万円になったとしても、その不足分は全て会社側が負担してくれるというものです。

 

ですから、レバレッジを高く引き上げても、安心して取引を行うことができるのです。

 

メリット③:ロスカット水準が低い

 

このロスカットシステムとは、上記のような追証が生じることがないように、自己資金が証拠金に対して何%以下になったときに自動的に損切りをしてくれると言うシステムです。

 

例えば、国内口座であれば10万円の自己資金に対して、USD/JPYを2万通貨保有したとすると、その必要証拠金は約9万円になります。

 

そして、その会社のロスカット水準が100%の場合、1万円ほど負けて、9万円を割ってしまった段階で自動的に損切りが実行され、9万円の資金が安全に守られるのです。

 

もちろん、これは私たちトレーダーの資金を守るためのシステムですが、時折損切りに耐え続けたいと思っておられるような方にとっては、追加入金をしなければ自動的に損切りされてしまうので、このロスカット水準が低ければ低いほど良いと考えるのです。

 

そして、現在日本国内のFX会社では、以下の通り、ロスカット水準がほとんどが100%で、最低でも40%のところしかありませんが、海外口座では20%まで下げることができます。

 

海外口座、国内口座ロスカット基準比較表 
海外口座強制ロスカット国内口座強制ロスカット
IronFX20%外為ドット100%
XM20%DMM60%
TITANFX20%ヒロセ100%
FXPro20%インバスト100%
FXDD100%GMO50%
FBS20%マネパ40%

 

ですから、このように損切りをに耐えていくと言う面では、海外口座の方が有利なのです。

 

メリット④:約定力が高い

 

私たちが、FXを行っていく上で、クリックした瞬間に注文が約定されると言うのはとても大切なことです。

 

そして、その点で言えば、国内口座は海外口座に対抗することさえできないのです。

 

 

そもそも、FX取引をしている人口自体が違う国内と海外を比較すれば、当然のことながら、海外の方がサービスが向上しているのは当然のことです。

 

ですから、日本国内口座であれば注文が集中した時など、約定の遅延が生じてしまうことが多々ありますが、海外口座ではそのようなことがほとんど起きないのです。

 

メリット⑤:入金ボーナス

 

日本の国内口座を開設する時にも、数千円から10,000円ほどのキャッシュバックが存在しますが、海外口座のそれと比較すると足元にも及びません。

 

その最も大きいものは、入金ボーナス100%と言うものです。

 

 

これは、例えばあなたが20万円を初回に入金したとすると、そこへ海外口座がさらに20万円を加えて、あなたは40万円でFX取引を行えるようになるのです。

 

そして、当然のことですが、その20万円プラスされた40万円から発生した利益もFX会社にとられてしまうわけではありませんので、より少ない資金で大きな利益を期待できるのです。

 

また、別のタイプはXMのように、口座開設しただけで、あらかじめ3000円などお金が入った状態の口座を渡してくれるところもあります。

 

一見、金額が少ないので取るに足らないように見えますが、そうしたところでは、レバレッジを高く設定することができる口座ですから、1万通貨ほどであれば、お試しで何度か取引することさえできるのです。

 

そして、そこから得た利益も、当然のことながら出金することができるのです。

 

その場合、あなたは0円から利益を得ることさえできるのです。

 

https://clicks.pipaffiliates.com/c?c=423118&l=ja&p=6

 

メリット⑥:NDD方式の取引

 

NDD方式とは、FXの会社を通さずに、インターバンクと直接取引させてくれると言う仕組みです。

 

現在の日本のほとんどのFX会社は、DD式と呼ばれる方式をとっており、基本的には、インターバンクに私たちの注文を流さずに、自分たちの会社の中で売りと買いの人たちを重ねあわせて処理すると言う方式をとっています。

 

ですから、私たちの損失は自動的に会社の利益になり、私たちの利益は会社の損失になってしまうのです。

 

ただ、逆に言えばそうした仕組みのおかげで、国内口座はとんでもなくスプレッド(手数料)を安くすることができているのです。

 

とはいえ、あまり儲けすぎてしまうと口座凍結をされてしまったり、ストップ狩りと呼ばれるものが発生することがあります。

 

このストップ狩りとは、FX会社から見れば私たちが損切りを入れている場所ははっきりとわかっていますので、自分の会社のレートだけを一瞬上昇させて、損切りに当たらせてから、元のレートに戻していくと言う方法です。

 

こうした事柄を行うことによって、会社は利益を得ていますので、こうしたストップ狩りが生じるのも無理はありません。

 

そして、こうした事柄を全く行わないのが、NDD式、つまり私たちの注文を会社で一切止めずに、大元のインターバンクに常に流して、スプレッドや手数料からのみ会社の利益を得ると言う仕組みです。

 

こうした仕組みをとっていれば、上記のストップ狩りと言う事柄をする必要は一切ありません。

 

ですから、そうした意味では常に会社を信頼して取引することができるのです。

 

では、これほどメリットだらけなのであれば、すぐに海外口座に切り替えた方が良いのではないでしょうか?

 

いいえ、そうとも言えません。

 

やはり、一長一短で、メリットだけではなく、デメリットも存在するからです。

 

では、海外口座のデメリットを順番に見ていましょう。

 

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海外口座のデメリット:7選

 

海外口座のデメリット:7選

  • デメリット①:信託保全が無い
  • デメリット②:スプレッドが高い
  • デメリット③:出金が面倒
  • デメリット④:詐欺を行う海外口座もある
  • デメリット⑤:高額な利益を出すと税金が高くなる
  • デメリット⑥:日本語対応がない海外口座もある
  • デメリット⑦:レバレッジが高すぎる

 

デメリット①:信託保全が無い

 

信託保全とは、私たちがFX口座に預けているお金が守られると言う仕組みです。

 

私たちは、特定のFX会社に資金を預ければ、通常はそれを出し入れする事はありません。

 

そんな中で、万が一そのFX会社が潰れてしまったときに、銀行預金と同じように、私たちのお金が守られると言う仕組みが、国内口座すべてでは法律によって義務付けられています。

 

しかしながら、海外口座にはそのような制度がありませんので、万が一の場合には、そうした資金全てを失ってしまう可能性があるのです。

 

 

ですから、そうした事柄にならないように、海外口座の一つの会社にすべての資金を預けずに分散しておく必要があるでしょう。

 

デメリット②:スプレッドが高い

 

どうぞ、下記のスプレッドを比較表をご覧ください。

 

国内、海外口座スプレッド比較表 
国内FX業者米ドル円ユーロ円ポンド円ユーロ米ドル豪ドル米ドル
GMOクリック証券0.30.510.50.9
JFX0.30.510.40.8
DMM FX0.30.510.50.9
外為どっとコム0.30.510.50.9
SBI FX トレード0.30.40.90.51.4
海外FX業者米ドル/円ユーロ/円ポンド/円ユーロ/米ドル豪ドル/米ドル
AXIORY1.51.72.61.41.8
TitanFX1.31.62.41.31.5
FxPro1.61.33.21.41.6
LAND-FX11.92.61.42
XM1.72.53.61.72

 

 

上記のメリットの中で、「海外口座はNDD方式を採用しているために安心」と言う点を取り上げましたが、それは逆を言うと手数料から利益を出さなければならないので、国内口座のようにスプレッドを格安にすることはできません。

 

ですから、上記の通り、国内口座の3倍から5倍のスプレッドを取る必要があるのです。

 

デメリット③:出金が面倒

 

国内口座の場合、ほとんどのFX会社が、出金したい時に24時間ほどあれば、自分の指定した口座にすぐに出金をしてくれます。

 

それとは対照的に海外口座の場合は、入金はクレジットカードで行えるものの、出金に関しては、海外送金扱いになることが多いため、最大1週間ほどの時間がかかってしまう事があるのです。

 

 

それに加えて、出金手数料として3000円から5000円ほどの金額がかかってしまうこともあります。

 

また、出金に関してトラブルが発生している海外口座も多く、「利益を出すことができたものの、出金することができない」と言うケースも発生しています。

 

ですから、海外口座を選ぶときには、会社の評判やレビューなども確認して選択すると良いでしょう。

 

デメリット④:詐欺を行う海外口座もある

 

これはどの分野にも当てはまることですが、日本の法律が適用されていない以上、海外口座に関しては、さらに安全が保障されていません。

 

ですから、インターネット上で「どこかの国のライセンスを持っている」と表示されていたとしても、それが真実であると確認する方法は無いのです。

 

ですから、莫大なキャッシュバック等を売り文句にして、私たちが入金してしまうと、そのお金をとられてしまうと言うケースもあるのです。

 

ですから、あまりにもマイナーな海外口座を選択するのではなく、一般的に大勢の人が使っているものを選択すると良いでしょう。

 

デメリット⑤:高額な利益を出すと税金が高くなる

 

この点は重大な問題ですが、あまり他のサイトでは扱われていません。

 

通常、国内口座で利益をFXの利益を出した場合には、その税金はどれほど高額であっても約20%ほどです。

 

ですから、あなたが5000万円の利益を出したとすれば、その税金は1000万円で済むのです。

 

しかし、それを海外口座で行ったとするとどうなるでしょうか?

 

その所得は、「雑所得」扱いとなり累進課税法が適用されてしまうためその税金は約50%ほどにもなるのです。

 

 

ですから、先ほどのように5000万円の利益を出したとすれば、2500万円は税金として支払う必要が生じるのです。

 

デメリット⑥:日本語対応がない海外口座もある

 

通常FXのトレードを行うときには、日本語の表示があるかもしれませんが、入出金等で問題が発生した場合など、込み入った話をしたいと思った場合などには日本語対応が無いと大変困ります。

 

しかし、一部の海外口座の場合は、日本語オペレーターのサービスがない会社もあります。

 

 

また、対応していたとしても、その時間がとても短かったり、Eメールでの対応のみであったりするケースもあるので、すぐに対応してもらうのは難しいと言えるでしょう。

 

デメリット⑦:レバレッジが高すぎる

 

これは「両刃の剣」的な考え方で、レバレッジを高くすることができるので少ない資金でも利益が得られる反面、一瞬で資金を失ってしまう可能性があるということを示しています。

 

例えば、私たちが10万円の資金を海外口座に入れて、レバレッジ1000倍でトレードをした場合には、たった1ピップス動くだけで、その10万円がなくなってしまうのです。

 

ですから、この「最速FXブログ」では1回のトレードの損失額は、「総資金の1%」にするようにとお勧めしているので、海外口座ほどのレバレッジを必要とはしていないのです。

»FXで大損しない為に最初に知るべき事:9割が出来ない資金管理法3選

 

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海外口座のメリットとデメリットを考えて言えること

 

こうして考えていますと、追証がないことやレバレッジを高めにかけられると言うメリットがある反面、それを上回るデメリットがあることがよくわかりました。

 

全体としては、海外口座は不透明なところも多く、最終的に保証してくれると言う印象がないため、私は現在のところMT4の口座として使用しているXM以外では海外口座を使用していません。

 

ですから、皆さんも上記で取り上げましたように、メリットとデメリットを十分に考慮して選択していただければと思います。

 

間違っても、レバレッジ3000倍などを利用して、一瞬で自分の大切な資金を失ってしまうことがないようにしていただければと思います。

 

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まとめ

 

海外口座のメリット:6選

メリット①:レバレッジの高さ

メリット②:追証がない

メリット③:ロスカット水準が低い

メリット④:約定力が高い

メリット⑤:入金ボーナス

メリット⑥:NDD方式の取引

 

海外口座のデメリット:7選

デメリット①:信託保全が無い

デメリット②:スプレッドが高い

デメリット③:出金が面倒

デメリット④:詐欺を行う海外口座もある

デメリット⑤:高額な利益を出すと税金が高くなる

デメリット⑥:日本語対応がない海外口座もある

デメリット⑦:レバレッジが高すぎる

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

私が利用している国内FX業者:SBIネオモバイル証券(特典付き)
私が利用しているMT4用海外FX業者:XM
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