前回までで、サイコロトレードやマーチンゲール手法の優位性の無さや危険性についても確認する事が出来ました。
それに引き換え、皆様から大好評を頂いている「相場の原理原則手法」の持っている基本的な能力は勝率70%ほどです。
しかし、この手法を用いて100回ほど取引を行えば、ある程度確率が収束していくものの、それでも10%ほどのプラスマイナスの誤差は発生します。
では、勝率がマイナス10%ほどの勝率60%になった場合と、予定通り70%ほどになった時、私たちはどれほどの利益を手にすることができるのでしょうか?
それと同時に、どれほどのリスクを、そして連敗数を想定しておく必要があるのでしょうか?
今日は、1000回検証シリーズを通してそのことを確認してみましょう。
目次
勝率60%と70%の1000回検証に関する前提条件
これからおこなう1000回検証は、以下のルールに沿っておこないます。
①:Excel を用いて勝率60%と70%に設定をして検証しますが、実際のトレードと同じように、最後の結果が必ずしも60%と70%になるわけではありません。
②:実際に大勢の方が最初取引するであろう1万通貨を1回のトレードで使用し、利確損切り幅は上下10pipsとします。
(相場の原理原則手法は平均利確損切り幅30pipsの為、利益は3倍になります。)
③:マーチンゲール手法などの勝ち負けによって、通貨量を変化させるような手法は全く使用しません。
この「相場の原理原則手法」のエントリー回数は、9通貨ほどを同時に監視して1日1回ほどになりますので、この100回分の検証は約4ヶ月ほどで得られる収入と考えていただくと良いでしょう。
また、1回の取引を1万通貨に設定していますので、その部分を10万通貨にしていただければその10倍の利益を得ることができます。
勝率60%のFX手法の想定利益、連敗数、リスク
では、まずは勝率60%の手法の1000回検証をおこなっていきましょう。
どうぞ以下の計算表をご覧ください。
1回目 勝率55% 損益10000円
2回目 勝率59% 損益18000円
3回目 勝率56% 損益12000円
4回目 勝率71% 損益42000円
5回目 勝率63% 損益26000円
ここからは少し短縮して結果のデータのみ掲載します。
回数 | 勝率 | 損益 |
6回目 | 62% | 24000円 |
7回目 | 58% | 16000円 |
8回目 | 59% | 18000円 |
9回目 | 65% | 30000円 |
10回目 | 57% | 14000円 |
そして、勝率60%手法による合計1000回にわたるレードの結果は以下の通りです。
勝率60.5% 最終損益 210,000円
例えば、10万通貨で「相場の原理原則手法」を1か月使用した場合の想定利益:157,500円
内訳
210,00(100回分)×10(10万通貨の場合)÷4(1か月25ぐらいのエントリーの為)×3(1回30pipsの為)=157,500円
このように、マーチンゲール手法などの資金量の変化を用いなくても、十分に安定した利益を得る事ができました。
当然のことながら、時々60%を下回ることはあるものの、50%を下回ることはありませんでしたので常に安心した取引をおこなうことができました。
そして、10連敗のリスクも勝率50%の0.1%に比べ、さらに10分の1になり、0.01%に下がりました。(これは、1万分の1の確率で宝くじの4等5万円があたるのと同じだそうです。 んー、びみょー)
勝率70%のFX手法の想定利益、連敗数、リスク
では、勝率70%の場合はどうなのでしょうか?
時間短縮の為、結果のみ掲載いたします。
回数 | 勝率 | 損益 |
1回目 | 63% | 26000 |
2回目 | 76% | 52000 |
3回目 | 60% | 20000 |
4回目 | 74% | 48000 |
5回目 | 76% | 52000 |
6回目 | 78% | 56000 |
7回目 | 71% | 42000 |
8回目 | 67% | 34000 |
9回目 | 68% | 36000 |
10回目 | 67% | 34000 |
1000回の検証の最終結果は以下の通りです。
勝率 70% 最終損益 400,000円
例えば、10万通貨で「相場の原理原則手法」を1か月使用した場合の想定利益:300,000円
内訳
40,000(100回分)×10(10万通貨の場合)÷4(1か月25ぐらいのエントリーの為)×3(1回30pipsの為)=300,000円
いかがでしたか勝率60%に比べて、10%上がるだけで、利益は2倍になりました。
そして、勝率も60%を下回ることも1度もありませんでした。
さらに、10連敗のリスクも0.0006%に下がり、実際検証をしていても、5連敗以上を見ることはありませんでした。
(ちなみに、隕石にあたって死ぬ確率は0.0004%だそうです。まず、あり得ませんよね)
これが、FX業界で勝率70%の手法を見つければ、ほぼ最強と言われるゆえんです。
ただ、今回の70%手法の検証で面白かったのは、これほど勝率が高い手法でも3連敗ぐらいはしょっちゅう起こっていました。
リアルトレードでは、正直3連敗が起こると、とても不安になります。「もう、この手法は通用しないのではないか」と、でもそうではなことが分かりやはり「辛抱が必要だな~」と思いました。
では、これらの勝率60%の手法などを用いた場合に、マーチンゲール手法などと組み合わせて資金の増減をおこなえば、より多くの利益を得られるのでしょうか?
マーチンゲール手法を超える安全性と効率性を備えた資金管理法はないのでしょうか?次回はそんな点をとりあげたいとおもいます。
どうぞ、ご期待ください。
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まとめ
①:勝率60%の手法を使って、10万通貨で運用すれば、毎月15万ほどの利益となる。
10連敗する可能性も0.01%となり、かなり安全なトレードができる。
②:勝率70%の手法の手法を使えば、同条件で毎月30万ほどの利益がえられる。
10連敗する可能性も0.0006%となり、ほぼ起こりえないと考えてよい。
ただ、3連敗ぐらいは余裕で起こるので、すぐに不安になって聖杯探しに向かわないように注意する必要がある。
本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。
最速FXブログのケンジでした。
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