FXについて調べていくと、必ずと言っていいほど出てくるのが、大損したという記事です。
そして、これらは大抵の場合、真実です。
私も、様々な種類の失敗をして、FXで大損をしてきました。
ただ、大切なのは、そのような他人が大損しているのを見て喜ぶのではなく、そこから私たちが教訓を学び、同じ失敗をしないようにすることです。
今日は、FXで私自身が起こした様々な大損エピソードや動画などで大損している人から、大損パターンを見てみましょう。
そして、それを防ぐための対策も考えることによって、同じような大損体験をしないですむようにしましょう。
目次
FXでの大損パターン、初心者が陥りがちな知識不足編:3選
FX大損パターン①:損切りができない。
FX業界の中で、大損する最も一般的なパターンは、この損切りができないと言うものです。
最初から、損切りと利益確定を決めてトレードしていれば良いのですが、FXを始めた当初は大抵の場合、そのような事はしません。
私自身も、FXの口座開設でキャッシュバックをもらうために、10ロットほど取引しなければならないときには、損切りという言葉さえ知りませんでした。
最初は何も考えずにエントリーをして、利益が出たときなど、「俺って、天才なんじゃない!キャッシュバックとFXの利益の両方取りやん。」と思いあがっていました。
しかし、それも長くは続きませんでした。
自分の思惑とは、全く逆に進んでしまったときに、損切りをおこなうことができず、キャッシュバックなど吹き飛んでしまうほどの損失を出してしまいました。
そして、現在でも、FXライブで自分のトレードを見せてくれている方々は、大抵の場合このパターンで多額の損失を抱えています。
(貴重な動画をアップしてくださっていますので、そこから教訓を得ましょう。)
大損パターン①の対策:IFO注文
これは最も簡単で、すぐに行える方法ですが、注文方法を全てIFO注文だけにする。
もしくは、成り行きで注文(リアルタイム注文)するとしても、指値と逆指値を自動的に設定してくれる注文のみをおこなうと言うことです。
このようにしておけば、プロスペクト理論などの感情に左右されることなく強制的に損切りをおこなってくれますので「損切りできない」という事がまったく無くなるのです。
大損パターン②:経済指標を確認していない。
FX業界では、一瞬で数百ピップスも動くような大きな経済指標が発表される時があります。
その主なものは、雇用統計やFOMCやGDPの発表などといったものです。
こうした重要指標が発表されるときには、それまでの流れと一切関係なく急激に値段が変化してしまうので、自分の思惑と反対方向に進んでしまった場合、一瞬で数十万から数百万を失ってしまうというケースがあります。
しかも、そのような経済指標のときには、スプレッドが大幅に開いてしまいますので、仮に上下10pipsに売りと買いを両方仕掛けていたとしても、その急変で両方とも負けてしまうと言うようなケースも起きてしまうのです。
実際、私も最初のキャッシュバックをもらおうとしていた時に、経済指標の変化で30,000円以上吹き飛ばしてしまったこともありました。
そのような急変の様子や、スプレッドの開きなどの様子は、以下の動画をご覧ください。
(貴重な動画をアップしてくださっていますので、そこから教訓を得ましょう。)
この動画でも、FOMCでのスプレッドが1pipsから最大10pips(10倍)に広がり、レートが乱高下している様子がわかると思います。
こんな時に、知らずにポジションを持っていたので、わたしも一瞬で大損してしまいました。
経済指標に関して、くわしくは以下をご覧ください。
»FXトレーダーが注目すべき経済指標5選と指標トレードは儲かる?
大損パターン②の対策:毎朝、経済指標を確認する。
インターネット上には、その日の経済指標と、その重要度などを教えてくれるサイトがたくさんあります。
ですから、朝食を食べる時など必ず毎朝1度は、その日の経済指標を確認するようにしています。
そうすることによって、その日のトレード計画を立てることができます。
ちなみに私の場合は、雇用統計などの重要指標がある日は、朝からトレードをおこないません。
なぜなら、そうした日は大抵、様子見ムードで朝からチャートが動きませんし、ポジションを持った状態で重要指標を迎えたいとは思わないからです。
それでも、経済指標を確認するのを忘れて、損切りに会うことが今でもあります。
大損パターン③:リベンジトレード
いやーこれは、私も何度もやりました。
このパターンは、例えば自分が「買い」でポジションを持っていて、損切りにあうという衝撃的な場面を目にしたときに、損切りされた直後に「だったら反対に売ってやるよ!」とすぐに反対の取引をして「売り」のポジションを持ってしまうことをいいます。
そして、相場はあなたの思惑とは反対に、どんどんと価格が上昇していき、そのポジションも、やはり損切りになってしまうのです。
そんな時には、自分の家パソコンを誰かが監視していて、それに合わせて価格を操作しているのではないかと思いました。
もちろん、たかが数万通貨の私たちのポジションを損切りさせるためにチャートを動かす訳はないのですが、、、そんな思いになりますよねー
また、それと似たようなパターンで、1万通貨で取引して負けた直後に、その負けを取り返そうと2万通貨、5万通貨と、どんどんと通貨量を増やしていってしまうのもリベンジトレードの特徴です。
どちらにしても、負けを取り返そうという思いに陥ったときには、冷静な判断ができず適当にポジションを持ってしまうのです。
上記の小野ちゃんのトレードも典型的なリベンジトレードですね。
負けパターン③の対策:トレードルールに従う、2連敗したらトレードをやめる
別の記事でもお伝えしていますように、勝率70%も素晴らしい手法であっても3連敗や5連敗は普通に生じると言うことがわかります。
詳しくは以下をご覧ください。
»FX勝率60%手法、70%手法、利益は?リスクは?1000回検証
そうした事柄を、過去検証によってはっきりとわかっていれば、感情を乱されることなく、淡々と条件に合った場面でのみトレードをおこなっていくことができます。
そして、最終的には利益を上げることができるのです。
しかし、最初のうちは、そのような鉄の心を持ったトレーダーでいる事は難しいと思います。
ですから、リベンジトレードをしてしまった場合や、2連敗した場合には、その日のトレードをやめて、次の日になって、冷静な考えを持てるようになってからトレードするというのも良い方法です。
こうして初心者の大損パターンを考えてみますと、大抵の場合は、FXの知識の不足や、手っ取り早く儲けたい方法を求めた結果であることがわかります。
ですから、私たちはそのような「まやかし」の手法に頼るのではなく、自分の本当のトレードスキルを磨いていくようにしていけば決して大損する事はないのです。
大損しないための過去検証の方法と有効な手法に関しては下記をご覧ください。
» 「保存版」FX初心者が大損しない勉強法:総集編(勝率70%相場の原理原則手法)
残りの大損パターン5つについては、次回の記事でとりあげたいと思います。
FXの中級者になっても、思わぬところに落とし穴があるものです。事前にその対策をしておきましょう。
»FX大損パターン8選とそこから対策を学ぶ②(実体験あり):手法編
まとめ
大損パターン①:損切りができない
①の対策:IFO注文など、強制的に損切りをしてくれる注文のみを使用する。
大損パターン②:経済指標による価格の急変
②の対策:毎朝、経済指標を確認してからトレードをおこなう。
大損パターン③:リベンジトレード
③の対策:ルールに沿ったエントリーもしくは、2連敗したらその日のトレードをやめる。
本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。
最速FXブログのケンジでした。
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