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15分足反発手法:勝率60%を勝率70%に上げる方法(手法改善編)

この記事は約9分で読めます。

前回の記事では、「15分足反発手法」のエントリー方法など概要について知ることができました。

 

しかし、スキャルピング手法の為、勝率が下がるのは当然ですが、勝率60%は、すこし心細いですよね。

 

そこで、私たちの頭には以下の4つの疑問が浮かびます。

 

その4つの点とは、

  • この手法をもっと優位性を高く、つまり、勝率70%にする方法は無いのか?
  • 直近高値反発(逆張りパターン)と前回高値反発(順張りパターン)のどちらが優位性が高いのか?
  • 3種類の反発ローソク足パターン(十字線、つつみ、トンカチ)のなかでどれが優位性が高いのか?
  • この手法は、東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間のどの時間が一番優位性が高いのか?

 

こうした4つの点を、さらに追加で過去検証することによって、この手法を勝率70%に引き上げることができるのです。

 

 

そして、この記事によってあなたは、自分の手法の改善方法、つまり勝率を上げる方法も勉強できるでしょう。

 

まずは、直近高値反発(逆張りパターン)と前回高値反発(順張りパターン)のどちらが優位性が高いのか?という点を見てみましょう。

 

目次

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15分足反発手法:順張り?逆張り?比較、おすすめは?

 

 

結果は以下の通りです。

 

直近高値反発(逆張りパターン)

 

リスクリワード1の場合

  • 55勝41敗
  • 純利益:55-41=14(1回5pipsなら70pips
  • 総エントリー回数:96回
  • 勝率:57.2%

リスクリワード3の場合

  • 33勝63敗
  • 純利益:99-63=33(1回5pipsなら165pips
  • 総エントリー回数:96回
  • 勝率:34.3%

 

前回高値反発(順張りパターン)

 

リスクリワード1の場合

  • 56勝27敗
  • 純利益:56-27=29(1回5pipsなら145pips
  • 総エントリー回数:83回
  • 勝率:67.4%

リスクリワード3の場合

  • 37勝46敗
  • 純利益:111-46=65(1回5pipsなら325pips
  • 総エントリー回数:83回
  • 勝率:44.5%

 

順張り、逆張り比較表、おすすめは順張り!

 

上記の結果を分かりやすいように表にしてみました。

 

リスクリワード1の場合 
勝ち負け総取引純利益勝率
逆張り5541967057.2
順張り56278314567.4
差(順張り―逆張り)1-14-137510.2

 

この結果から、直近高値反発(逆張り)は、57.2%の勝率でそれほど優位性がないのに対し、前回高値反発(押し目買い)の場合は、勝率がなんと67.4%もあることがわかります。

 

また、純利益も70pipsから145pipsへと2倍以上になっていることが分かります。

 

では、リスクリワード3の場合はどうでしょうか?

 

リスクリワード3の場合 
勝ち負け総取引純利益勝率
逆張り33639616534.3
順張り37466532544.5
4-17-3116010.2

 

この結果からも、直近高値反発(逆張り)は、34.3%の勝率で連敗が怖いですが、前回高値反発(押し目買い)の場合は、勝率を約10%も上げて44.5%まで持ち上げることができました。

 

純利益は325pipsとなり、これだけでも生活できそうなぐらいです。

 

ですから単純に順張りか逆張りかだけを比較してみても、簡単に勝率を67.4%まで引き上げることができました。

 

ですから、より優位性のある「押し目買いパターン」のみを狙えば、大幅な連敗は避けられ、勝率を70%に近づけられることが分かりました。

 

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15分足反発手法:十字線?かぶせ?トンカチ?比較、おすすめは?

 

 

今度、私たちの頭に浮かぶのは、順張りパターンを選択するにせよ、逆張りパターンをする選択するにせよ、三川の反発ローソクパターンが出た場合に、3種類のどれが最も優位性が高いのかという点です。

 

結果は以下の通りです。

 

リスクリワード1の場合 
勝ち負け取引回数勝率純利益
(十字線)931275%30
かぶせ28174562%55
たくり(上ヒゲ陰線)831173%25
たくり(上ヒゲ陽線)471136%-15
Wトップ551050%0

 

リスクリワード「1」の結果を見てみますと、やはり、かぶせのスタイルが最も相場で発生しやすく(総取引回数が多い)、勝率も62.2%とかなり安定した勝率をたたき出していることがわかる。

 

それと同様に、最も良い勝率を出したのが「鏡」(十字線)と「たくり」(上ヒゲ陰線)である。

 

その勝率なんと75%である

 

しかし、これもごくごく自然なことである。

 

なぜなら、意識されている水平線に当たって、十字線を作り、しっかりと止まったことを確認してから、落ちていくからである。

 

また同様に、上ヒゲ陰線の場合も、上ヒゲを出し、なおかつ陰線と言う事はさらに下に向かったと言うことなので、その水平線は世界中のトレーダーから、とてつもなく意識されていた証拠だからである。

 

では、リスクリワード3の場合はどうでしょうか?

 

リスクリワード3の場合 
勝ち負け取引回数勝率純利益
鏡(十字線)481233%20
かぶせ14314531%55
たくり(上ヒゲ陰線)561145%45
たくり(上ヒゲ陽線)471136%25
Wトップ371030%10

 

リスクリワード3の場合も、やはり勝率は上ヒゲ陰線が45%と一位を確保している。

 

やはり、上ヒゲ陰線はトレーダー達の意識の一致を示しています。

 

また、かぶせも取引回数も一番多いこともあり、純利益1位を獲得している。

 

ですから、上記のろうそく反発パターンの検証から分かる事は以下の3つの点である。

 

  1. 水平線に当たり、上ヒゲ陰線が出た場合には、何の躊躇もなくエントリーするべきである。
  2. かぶせ十字線のパターンが出た場合も、かなりの確率で、優位性の高いエントリーができる。
  3. それ以外の反発パターンは勝率が高くないので、見過ごすと言うのも1つの手なのかもしれない。(ただ、見過ごせば、勝率は上がるが総利益は下がる)

 

今度は、この15分足反発手法が東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の3つの時間帯でどのように反応が違うかを検証していましょう。

 

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15分足反発手法:東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間?比較、おすすめは?

 

 

今度は、「15分足反発手法」が時間帯によって、勝率が変化するのかどうかを確認してみました。

 

結果は以下の通りです。

 

まずはリスクリワード1から

 

リスクリワード1の場合 
勝ち負け取引回数勝率純利益
東京42276961%75
ロンドン28194760%45
NY46438952%15

 

上記の結果を見ていますと、少し驚くべきことですが、東京時間が最も勝率が高く、相場の動きが活発なNY時間は、ほぼ± 0で終わってしまっていることがわかります。

 

これは主に、この15分反発手法が逆張りの手法に近いため、動きが活発になるロンドン時間やニューヨーク時間に弱いことがわかります。

 

なぜなら、それらの時間帯は水平線で止まらず、そのままの勢いで、上昇並びに下降してしまうからである。

 

では、リスクリワード3にした場合には、どうなるのであろうか?

 

リスクリワード3の場合 
勝ち負け取引回数勝率純利益
東京18486627%30
ロンドン18284639%130
NY29588733%145

 

上記の結果を見てみますと、今度はロンドン時間が最も高い勝率となっており、第2がNY時間となりました。

 

反対に、東京時間が勝率27%と優位性がなくなってしまっているのがよくわかります。

 

これもある意味、当然の結果なのかもしれません。

 

なぜなら、ロンドン時間やNY時間などは、上記の通り、いちど動き出せばその方向にチャートが動いていく傾向があります。

 

ですから、これらの時間帯に取引をおこなうなら、リスクリワード3で一気にチャートが伸びていくところを刈り取っていく方が良いと言うことがわかります。

 

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15分足反発手法:3種類の条件比較からわかる「勝率を70%に上げる方法」

 

では、これらの様々な条件で比較した結果、以下の方法を選択すると勝率を70%以上に上げることができることが分かります。

 

  • 反発スタイル:前回高値反発(押し目買いパターン)
  • 反発ローソク:十字線、かぶせ、上ヒゲ陰線のみ
  • 時間帯①:東京時間はリスクリワード「1」
  • 時間帯②:ロンドン、NY時間はリスクリワード「3」

 

このように、同じ手法でも、トレードスタイルやローソク足の形、時間帯などを厳選することにより、簡単に勝率を上げられることが分かります。

 

すぐに、「勝てない」と手法を変えてばかりの聖杯探しをするのではなく、こうして、自分の手法を磨いていくことの大切さが分かりますね。

 

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まとめ

 

15分足反発手法は勝率60%の為、少し不安があるが、それを簡単に改善する事ができる。

 

それは、

  • 2つの取引スタイル:(順張り?逆張り?)
  • ローソク足の形:(十字線?かぶせ?トンカチ?)
  • 時間帯:(東京時間?ロンドン時間?ニューヨーク時間?)

などの比較によって、最も優位性の高い手法をあぶり出すことができる。

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

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