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FXのデメリット12選:専業トレーダーが語る体験談と対策①「予想困難編」

この記事は約14分で読めます。

インターネット上で、驚くほど紹介されていないのが、FXのデメリットです。

 

それも当然のことです。

 

FXの口座開設などによって、アフィリエイト報酬を狙っている多くのサイトやブログにとって、FXのデメリットについて書くのは損にしかならないからです。

 

 

しかし、私たちは何かの商品を買おうと思ったときには、悪い評価をつけているレビュー等も読んで、デメリットをしっかりと理解した上で購入したいと思います。

 

それと同じように、これからFXを始めたいと思っておられる方や始めたての方がFXのデメリットを十分に理解して取引を始められるのは良いことです。

 

では、インターネット上のどこにもまとめられていない、FXの12個のデメリットについて考えていきましょう。

 

その12個のデメリットとは以下の通りです。

 

予想しにくいデメリット:6選(今回の記事)

  • ①:予定外の要人発言などによる、急速な為替変動
  • ②:機関投資家などによる、意図的な急騰急落
  • ③:損切り注文をしていたとしても、スリップページを起こす
  • ④:FX会社によるストップ狩り
  • ⑤:サーバーダウンやインターネット障害などによるシステムリスク
  • ⑥:偽物トレーダー、偽物サイト、詐欺ツールで溢れている

予想できるデメリット:6選(次回の記事)

  • ⑦:レバレッジをかけられるので資金が一瞬でなくなる
  • ⑧:常に相場が動いているので、トイレやご飯中もキリをつけにくい
  • ⑨:含み損を抱えた時や負けたときのメンタルの負担が大きい
  • ⑩:確定申告がめんどくさい
  • ⑪:相場観を養うための過去検証がめんどくさい
  • ⑫:継続的に勝ち続けるのが難しい

 

では、今回の記事では「予想しにくいデメリット:6選」について考えてみましょう。

 

目次

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予想しにくいFXのデメリット:6種類

 

デメリット①:予定外の要人発言などによる相場の急変動

 

FXのチャートは、様々な要因によって乱高下を繰り返します。

 

しかし、通常は相場の原理原則、つまりダウ理論やエリオット波動などに基づいて、ある程度規則的に動いてくれます。

 

それとは対照的に、様々な要人の発言や経済指標などがあると、急速な変動を起こすことがあります。

 

 

その中でも、経済指標等は事前にいつ発表されるかをチェックすることができますので、重要指標が発表される日にはトレードをしないと言う選択をすれば、ある程度このデメリットを抑えることができます。

 

しかし、予定されていないトランプ大統領のTwitterなど、全く予想することのできない要人発言によって相場が急変したときには、対応するのがほぼ不可能なのです。

 

そして、そのような急変は、大抵相場の原理原則に基づかない動きになってしまうために、規則性があるはずのチャートもぐちゃぐちゃになってしまうのです。

 

私自身も、先日経済指標を確認し忘れてしまい、相場の原理原則に基づかない動きに巻き込まれて損切りになってしまいました。

 

その詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。

»長期足の水平線を背にしたエントリーの成功と経済指標の見落としの失敗

 

対策:予想できる経済指標や要人発言に関しては、毎朝チェックしてトレードする

 

要人発言の中でも、事前に日付や時間等が発表されているものもありますので、そうしたものは、事前にチェックして、その日にトレードするかを決定することができます。

»FXの注目すべき経済指標5選と指標トレードのやり方。儲かる?

 

しかし、突然なされる要人のTwitterなどによる変動は、予想することができませんので、そこは自分のエントリールールに基づいて、淡々とトレードを行っていくしかありません。

 

実際には、その急変が自分にとって利益になる方向への変化である場合もありますから、そのような変動があるということを理解した上で、エントリ-を行っていくしかないのです。

 

そして、それでも十分勝てます

 

デメリット②:機関投資家による人為的な急変動

 

通常、FX取引が活発に行われるロンドン時間やNY時間などであれば、大勢の投資家たちがトレードを行っていますので、何兆円もの資金を動かすことのできる機関投資家であっても、チャートをそれほど自由に動かすことができません。

 

しかし、それとは対照的に、オーストラリア時間(日本の早朝3時から6時位までの間)やサマーバケーション、年末年始の期間など、投資家自体が少なくなっている時間、期間中であれば、機関投資家たちは、ある程度チャートを動かすことができます

 

では、機関投資家たちは、どのようにチャートを動かすのでしょうか?

 

彼らは、それほど取引されていないマイナーな通貨を例えば、10兆円分買ったとすると、その通貨の価値は高騰として、チャートとしては暴落を引き起こします。

 

その後、通貨の価値が十分に上がったところで、その10兆円を再び売ることができれば、100%儲けることができるのです。

 

これが、本当の大金持ちだけのだけができる、必ず勝てるゲームなのです。

 

 

そして、こうした事柄は、いつどんな時に起こるかはわかりませんので、その急変に一般トレーダーが巻き込まれてしまう可能性があるのです。

 

対策:トレーダーが少ない時間や時期にトレードを行わない

 

例えば、デイトレーダーであれば、大抵の場合、その日のうちにトレードを終えることができますので、次の日まで持ち越す必要はないでしょう。

 

また、年末年始など予測通りの動きをしない期間をトレードしないことによって、常に安定したトレードを行うことができるのです。

 

また、同時にあまり取引されていないマイナー通貨は、操作がされやすくなっていますので、それらの通貨を避ける必要もあります。

 

ちなみに、私も以下のメジャーな9通貨しか取引しませんし、年末年始など品薄の時期にはしっかりお休みするようにしています。

 

  • JPY系:USD/JPY、EUR/JPY、AUD/JPY
  • EUR系:EUR/USD、EUR/AUD、EUR/GBP
  • その他系:AUD/USD、GBP/USD、USD/CAD

 

デメリット③:損切り注文をしていても、スリップページがおきる

 

このスリップページとは、あなたがマイナス1万円になったところで、損を確定すると言う注文をしていたとしても、それが、その通りの値段で約定せず、1万5千円のところで約定されてしまうことをいいます。

 

通常の場合であれば、その誤差はわずか数百円程度のものですが、上記で説明したような急変動、またはスイスフランショックなどの歴史的急変動などに巻き込まれれば、損切り注文を出していたとしても、それが滑って約定してしまうことがあるのです。

 

ちなみに、このスリップページは、私たちが利益になる側に値段が滑ってしまうと言う事は基本的にはありません。

 

ですから、私たちのトレードは、常に不利な滑り方しかしないようにできているのです。

 

実際にスリップページしている取引履歴を添付いたします。

 

 

この場合は、6ポイントのみ滑っており、大した量ではありませんが、これが、歴史的な急変時には、破産に至りかねないスリップページとなるのです。

 

それが生じたのが、スイスフランショックの時です。

 

 

スイスフランショック時のスリップページに関しては、以下の記事をご覧ください。

»FXの大暴落5選と大損した人の声(リーマンショックからアップルショックまで)

 

 

対策:指標トレードやスワップトレードをしない

 

通常、そのようなスリップページが発生してしまうのが、重要指標の発表の時なので、そうした時期は、トレード自体を避けることによってスリープページをほとんど経験しなくて良いようにすることができます。

 

また、放置型のスワップトレードなどを行えば、多くの資金を投入する反面、歴史的な大暴落に巻き込まれる可能性もあるので、リスクの高いそうしたトレードを避けることができます。

 

デメリット④: FX会社によるストップ狩り

 

国内のほとんどのFX会社は、DD型と言う方式を採用しています。

 

このDD方式とは、私たちの注文をインターバンク、つまり実際のFX側に注文を流さず、そのFX会社内で売りと買いの注文を処理すると言う方式です。

 

ですから、国内のFX会社にとって、私たちの損失は会社の利益になり、私たちの利益は、会社の損失になってしまうのです。

 

ですから、時折不可解な「ストップ狩り」と呼ばれる、ある特定のFX会社だけのチャートが異様な動きをすると言う現象が発生します。

 

これは、FX会社にとって、私たちの損切り注文が固まっている場所は当たり前のように見ることができますので、その場所までチャートを意図的に一瞬動かし、その後、元の位置に戻すと言う作業を行っているのです。

 

そのようにして、損切り注文をきれいに掃除すれば、会社は利益を上げることができるというわけです。

 

実際にそのようなストップ狩りが行われたチャートが以下の通りです。

 

 

最近の国内口座では、ほとんど無くなったと言われていますが、時々耳に入ってきます。

 

対策:評判の良いFX会社を利用する。もしくはNDD方式を採用したFX会社を利用する

 

様々なサイトを見ていますと、ある程度ストップ狩りを行う可能性のあるFX会社を特定することができます。

 

ですから、自分がメインで利用するFX会社は、ある程度スプレッド(手数料)が割高であっても、信用に値するところ利用する必要があるのです。

 

また、海外口座では、NDD方式つまりインターバンクに直接私たちの注文を流す透明性の高い取引を行うところがほとんどですので、そうした会社を選択することによっても、ストップ狩りを避けることができるでしょう。

 

デメリット⑤:サーバーダウンやインターネット障害などのシステムリスク

 

これは主に、MT4等によって自動売買を行っている方に、該当するデメリットになります。

 

そうした方々は、自分のパソコンを24時間つけっぱなしにしておき、MT4に導入したEA(自動売買ソフト)を利用して取引をすることになるでしょう。

 

しかし、そうしたパソコンが取引最中に故障してしまったり、インターネットが切断されてしまったりすれば、当然のことですが取引を継続することができません。

 

ですから、そうしたときには、損切りさえ行うことができないのです。

 

 

また、そうしたことを防ぐために、より安全な別のサーバーを利用していたとしても、そのサーバーがダウンしてしまったような場合には、EAの成績として公開されている取引と違った取引になってしまうこともあるのです。

 

対策:できるだけ自分の手でトレードを行う。もしくは「シストレ24」などFX会社自体が提供する自動売買を利用する

 

当然のことですが、デイトレードのように、短期間のトレードを繰り返していくトレードスタイルであれば、わずかな時間システムリスクが生じたとしてもその対応は簡単です。

 

また、「シストレ24」などのFX会社自体が提供する自動売買システムであれば、私たちの設定に基づいて自動的に取引を行ってくれますので、システムリスクは、ほぼゼロに近いと言うことができるでしょう。

 

自動売買に関しての詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。

»FX自動売買のメリット3選、デメリット4選。不労所得は可能か?

 

ちなみに、私はデイトレードを自分の手でおこなっていますので、システムリスクは一切経験していません

 

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デメリット⑥:偽物トレーダー、偽物ブログ、詐欺ツールで溢れている

 

FXの中で最大のデメリットはこの「偽物が多い」と言う点かもしれません。

 

通常、私たちが何かの商品を買おうと思って、インターネットで調べれば90%は正確な情報を得ることができるでしょう。

 

例えば、その商品を購入した人のレビューを読めば、ある程度、その品質を推測することができます。

 

また、ある目的地までの行き方について調べるとすれば、99%正確な情報を見つけることができるでしょう。

 

しかし、FX業界の情報は99%は嘘と詐欺で埋め尽くされているのです。

 

 

なぜそのようなことが起きるのでしょうか?

 

その答えは簡単です。

 

その嘘と詐欺によって儲けることができるからです。

 

例えば、あなたが30,000円の偽物インジケーターを販売して、それを購入した人が大損してしまったとしましょう。

 

しかし、当然のことながら、投資は自己判断で行うものですから、その偽物ツールを訴える事は決してできないのです。

 

また、それと同様で、YouTubeなどにも衝撃的な勝率90%以上などと言うものがあふれていますが、そのようにして、人の注目を集めることができれば十分な広告収入を得ることができるのです。

 

ですから、そのように嘘と詐欺だけで食べていくことができるFX業界は、格好の狩り場となっているのです。

 

ですから、そうした理由のゆえに、今現在あなたが読んでいるような、FXのデメリットについて正直に書いているようなサイトは存在しないのです。

 

私自身も、もちろんたくさん騙されてきました。

 

何の根拠もない手法を沢山試し、高額なインジケーターを購入し、異業者間両建てなどの「必勝法」と呼ばれるものも行ってきました。

 

だからこそ、信頼できるサイトからのみ情報を得ることが大切なのです。

 

対策:本当にトレードして勝っているトレーダーの情報だけを信用する

 

本当の勝ち組トレーダーのブログを見分ける方法に関しては、以下の記事で取り上げられています。

»本物のFXブログを見分ける7つの方法(プロトレーダーのブログはこれだ!)

 

しかし、簡単にお伝えすると、「昨日は10万円勝ちました」とか言葉だけで言っている人のものではなく、本当の取引履歴を掲載している人のブログで、しかも、以下のようなデモトレードではない、リアルトレード履歴を公開している人のブログを読む必要があります。

 

 

そして、大抵勝っている人たちのチャートは、シンプルでほとんどインジケーターを使用していません。

 

そのようにして、本当に信頼できる情報のみを集めていくことによって、勝ち組トレーダーに近づくことができるでしょう。

 

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予想しにくいFXのデメリット6種類を考慮して言えること

 

これまで考えてきましたように、FXには予想することが難しいデメリットがたくさん存在します。

 

しかし、そうしたデメリットがあったとしても、十分に優位性を発揮し利益を残していく事は可能です。

 

しかも、以下の記事で取り上げられていますように、FXにはこれらのデメリットを上回る数多くのメリットが存在します。

»年金破綻、リストラに備えすぐにFXを始めると良い理由6選:投資比較編

»年金破綻、リストラに備えすぐにFXを始める良い理由6選:資金効率編

 

 

しかも、相場の原理原則に基づいたデイトレードを行うことによって、上記のデメリットは、ほとんど無くすことができるでしょう。

 

では、次回は残りの6つの予想することのできるデメリットについて考えていきたいと思います。

 

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まとめ

 

予想しにくいデメリット:6選

  • ①:予定外の要人発言などによる急速な為替変動
  • ②:機関投資家などによる意図的な急騰急落
  • ③:損切り注文をしていたとしてもスリップページを起こす
  • ④:FX会社によるストップ狩り
  • ⑤:サーバーダウンやインターネット障害などによるシステムリスク
  • ⑥:偽物トレーダー、偽物サイト、詐欺ツールで溢れている

 

本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。

 

最速FXブログのケンジでした。

私が利用している国内FX業者:SBIネオモバイル証券(特典付き)
私が利用しているMT4用海外FX業者:XM
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