複利は、「人類最大の発明だ」と、かの有名なアインシュタインは言いました。
これまでこのブログでは、「必勝資金管理法①」、「②」と題して、2種類の有効な方法をご紹介してきましたが、この一般的な複利運用と言う資金管理法はFXでどれほどの威力を発揮してくれるのでしょうか?
その点を、大好評の「1000回検証」を通して確認してみましょう。
これをおこなうことによって、その資金の増え方や、総資産の何%で運用したらよいのか?などをグラフを含めて、ハッキリと知ることができるでしょう。
結論から申しますと、複利運用は絶大な効果を発揮し、1000回の取引で1兆円まで資金が膨らむ結果となりました。
では、そもそも複利運用とは一体どのような考え方なんでしょうか?
その点から見てみましょう。
目次
1兆円を生み出す資金管理法:複利運用とは?
福利運用とは、単純に言うところの「現在、自分が持っている資金のパーセンテージに合わせて、トレードする資金を変更していく運用方法」のことです。
つまり、あなたが現在、100万円を資金をFX口座に投入するとします。
そして、毎回その1%をリスクにさらすと言うこのブログのお勧めの割合で運用するとすれば、1回のトレードのリスクは1万円になります。
その後、勝ちトレードになれば、総資産は101万になりますので、次のトレードは10,100円をトレードするといった具合で運用していくのです。
その後、勝ち続けて総資産が150万円になれば、1回のトレードは15000円でおこなうという具合です。
このように、総資産が増えていくにしたがってどんどんとトレードする金額を増やしていくのが複利運用なのです。
それとは対照的に、単利運用は100万円を持っている人の資金が、150万円になったとしても、そのまま1万円をトレードしていく方法ですので、資金は雪だるま式には増えていきません。
では、実際に単利運用と複利運用ではどのような違いが生じるのでしょうか?
1000回検証してみましょう。
複利、単利運用比較:1000回検証
多くのサイトでは、非現実的な総資産の10% や20%をリスクにさらすという運用事例が載せられていますが、そんなことをすれば一瞬で破産してしまいますので、次の3つの割合について考えていましょう。
それは、総資産の1%と2%と5%というものです。
ちなみにこのサイトでは、リスクを極めて少なくするために、総資産の1%お勧めしています。
しかし、一般的には2%であったとしても、比較的安全と言われていますので、ご自身で選択していただくことができます。
前提条件としては、最初の総資産が50万円からスタートして、勝率60%の手法をつづけて、1000回トレードした場合を想定しています。
複利運用:リスク「1%」の1000回シュミレート
以下の計算表をご覧ください。
リスク1%のトレード結果
- 単利運用:184万円
- 複利運用:700万円
上記の表から分かりますように、1%のリスクでトレードをおこなった場合2つの運用方法の間には約500万円の差が存在しています。
ただ、この金額さは、とてつもなく、びっくりするほどのものではありませんね。
複利運用:リスク「2%」の1000回シュミレート
以下の計算表をご覧ください。
リスク2%のトレード結果
- 単利運用:292万円 (表の2倍にしてください)
- 複利運用:1914万円
ついに、複利運用の結果が約2000万になりましたね。
2つの運用成績の価格差は1600万円になっています。
そして、こちらの場合は、150回目まではほとんど差がありませんが、それ以降2つの運用方法の差がどんどんと開いていっています。
そして、最終的な結果は何倍にも違いが出てきているのがわかるかと思います。
運用リスク1%と2%の間にこれほどの差があるのはびっくりしました。
もし、この2%で運用すれば、私たち一般市民にとっては十分なように見えますね。
では、驚きの5%に行っていましょう。
複利運用:リスク5%の1000回シュミレート
以下の計算表をご覧ください。
リスク5%のトレード結果
- 単利運用:940万円 (表の5倍にしてください)
- 複利運用:1427億5789万円
上記の計算表の通り5%で運用した場合、最終的な結果は約1500億円になりました。
もうすでに、私たちの生活を超えて、大企業の収益のような金額になっていますね。
単利運用でおこなっているグラフが、あたかも地にはいつくばっているように、比較することができていませんね。
そして、当然ですがリスク10%で運用すれば1兆3千万円になっています。
では、どうしますか?明日からすぐに5%で複利運用をおこないますか?
「そうしてはいけません」ではなく、「おそらくできないでしょう」というのが結論になります。
なぜなら、この計算は机上の空論です。
例えば、最終的な掛け金額をご覧ください。
あなたは1回の損切りで75億円を損切りしないといけないと示されています。
私たち人間には、それぞれメンタルの器と言うものが存在します。
それは自分がドキドキ感を感じることなく損切りをおこなったり、利益確定まで待つことができる金額のことを指しています。
これは通常、訓練等で培うことのできないもので、自分が1000円を損切りする時も、10億円を損切りする時も、全くメンタルの変化なしに同じトレードをしなければならないのです。
そして、それは通常、一般人ではできません。
もちろん、銀行で働く人たちが札束を紙切れのように数えているのと同じように、人のお金を使ってトレードを行う銀行トレーダーであれば、それほどストレスは無いかもしれません。
しかし、自分のお金を利確や損切りするときには、金額が高くなれば、間違いなくそこに別の感情が入り、安定したトレードをおこなうことができなくなってしまうのです。
ですから、「手っ取り早くお金を増やしたい」と言う気持ちはわかりますが、複利運用はゆっくりと資産を増やしながら、同時に強靭なメンタルも培っていく必要があるということがよくわかります。
しかし、安全そうな1%の複利運用でも、毎回どのように自分の総資産の1%の投資金額を計算することができるのでしょうか?
複利トレード必勝計算システム
複利運用で欠かせないのは、毎回正確に自分の総資産の1%もしくは2%の金額を計算していくことです。
なぜならそれが間違ってしまうとリスクが安定しないからです。
それに加えて、「必勝資金管理法②」で考えましたようにトレードするpips数が変化したとしても、リスクを一定にするということも当然のことながら必要となります。
なぜなら、損切りが10ピップスの時と50ピップスの時に同じ通貨量でトレードをしてしまえば、5倍のリスクがかかってしまうからです。
ですから、そうした2つの計算を同時に行ってくれる計算システムがあれば良いと思われることでしょう。
今回、複利トレード必勝計算システムというExcel計算表を作成いたしました。
こちらは、以下の写真の通り、右上に自分の投資できる総資産を入力していただくことができます。
例えば、50万円とか100万円などといった具合にです。
その後、左側の「pipsを入力」と言うところに、今回の自分のトレードの損切り位置までのpipsを入力します。
そうしますと、総資産の1%で、なおかつpipsに合わせた今回投資すべき通貨量が表示されます。
そして、そのようにトレードをずっと記録していきますと勝率や複利運用と単利運用の結果の違いについて、同時にそれらのグラフも表示してくれます。
このシステムがあれば、複雑な計算を一切おこなうことなく、正確な通貨量で毎回、安心してトレードをおこなっていただくことができるのです。
「複利トレード必勝計算システム」無料プレゼントに関しては以下の記事をご覧ください。
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しかし、この完全無欠に思える複利運用にも、実は、重大な欠点が存在します。
それは勝率が、50%を超えていなければ、両刃の剣となり破産してしまうという点です。
それは、かの有名なバルサラ破壊率という考え方と関係しています。
では次回は、その福利運用のデメリットについて考えていましょう。
まとめ
複利運用とは、自分の総資産の数%を毎回のトレードに適応していく資金管理方法である。
この複利運用を使用すれば、資金を爆発的に増やしていくことができる。
例えば、2%で運用すれば1000回のトレードの後には、約2000万まで総資産を増やすことができる。
とはいえ、そこには強靭なメンタルが必要になるので資金をゆっくりと増やしていくと同時にしっかりと高額トレードにも慣れていく必要がある。
また、複利運用するために複雑な計算をおこなってくれる「複利必勝計算システム」を使用すれば、簡単に計算できる。
本日も、最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。
最速FXブログのケンジでした。
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